ゆくっとの想い出帳

おはこんばんにちは。自分にとって大切などうでもいい考え事を書いていきます。

Spotifyのプレイリスト『[1]6years □□□』について【解説】

「僕は何度、この気持ちを取り戻せるだろう。」

 

はじめに

人は皆、頭の中に入ってきたことを取り戻せずにいる。昔の自分は、どんな自分だったかを全て取り戻すことはできない。凄ましい速度で変わっていく世界と同じで、自分の中の世界も変わっていくからだと思う。そうして取り戻せないことを人は「忘れた」と言う。僕はそれを無常に、そして自然の摂理と感じながら、個人的にはただ「空しい」と思った。

 

僕はこのプレイリストを「自分は一体どんな音楽を聴いてきたんだろう」と思い、突発的に作り始めた。その為に自分は、自分の聴いた音楽の道を顧みるばかりでなく、実際にその道の足跡を様々な方法で確かめてきた。するとどうだろう。「何故自分はこのことを取り戻せていなかったのだろう」と思い返す度に疑問に思い、自分を恥じるような、どうしようもない思いを抱く。昔、自分にとって大切でかけがえのないものを知ったのに。僕は時間と共に、それをやがて手放してしまったのだと感じる。

 

僕は2014年にネットに触れ始め、その2年後から本格的に「音楽」というものを聴き始めた。そして今の自分は様々な定義のある「音楽」が、生活の隣にある特別な存在になっていた。このプレイリストは『[1]6年』をテーマに、自分の音楽生活を現時点の自分とSpotifyという環境で総括したものである。故に、「他人からどう見られるか」という考えが隣にありながらも、自己中心的な選曲と曲順となった。

 

これを通して、▢▢▢▢→ゆくっとという自分が音楽で何を感じてきたか。

それぞれの世界を持つ他人は、これを聴いてどう感じるかを。僕は知りたい。

(ゆくっと・2022年12月4日)

 

 

概要

名前は『[1]6years □□□』。このプレイリストは、2023年現在の自分にとっての2023年3月までの音楽を自力でまとめた集大成であり、音楽に出会ってからの『6□』今までの人生の『[1]6□』をテーマにしたプレイリストを完成させるという個人プロジェクトである。過去と現在の自分に確かに在った「好き」という感情を重視し、大切で特別な楽曲を243曲選び出した。『』内の「□」については後々説明する。

 

選曲や曲順は他者の介入を許さず、全て自分で行い、日々添削や調整を行った。他者からの印象や人気・視聴回数を気にせず「これこそ自分!」だと自分を表現しようと試したが、やはり自分の中でそれらの要素を排除できず半々は気にしている。

 

このブログではプレイリストにまつわる様々なことについて自分で解説している。2022年12月4日からブログ開設と同時に書き始め、文字数については2023年3月14日に77500字を突破するという下手な小説レベルになってしまっている。ここまでして解説を書く大きな理由は、他者にプレイリストに秘めた意図だったり感情を伝えたいという思いと、自分にとって大事な存在になったこのプレイリストについて忘れたくないことを書き留めておくためというのがの2つだった。しかし、どうしても忘れてしまったことがあり、虚実が混じっている可能性が含まれ、理由や意図などについて自分では明言できないことが多い。また、拙い語彙力と文章力で何とか書き切ろうと正直無茶をしており、何とか自力で公正を期そうとしてはいるが駄文はどうしても払拭できないので、そこはどうかご容赦ください。

 

特徴

利用サービス

使用サービスは自分が2年以上利用しているSpotifyであり、Spotifyで配信されている曲に限定して選曲した。自分が好きで収録したくても、Spotifyで配信されていない楽曲は多かったが、その他のストリーミングサービスを多く利用したことがないため、Spotifyでのプレイリスト作成を決めた。なので妥協している部分もあることを念頭に置いて欲しい。ただしSoitifyを選んだのは、アカウントを作成すれば誰でも楽曲を聴くことができるという点も考慮している。

本プレイリストに動画やポッドキャストが含まれているのは正直邪魔になるため、楽曲以外の要素は一切収録していない。

 

説明文

失ったMemoryを思い出せるよう今のゆくっとが『[1]6□』からお気に入りの曲を選び抜いた「My Best Album」。

自分はスマートフォンでもSpotifyを利用しているため、スマートフォンでも説明文が全て表示されるよう文字数を意識している。

  • 「失ったMemoryを思い出せるよう」の部分は、かつて大好きだったはずなのにもう聴かなくなってしまった楽曲のことを思い出せるようにしたいという思いを表している。
  • 「今のゆくっとが『[1]6□』から」の部分は上記の「概要」にて説明した通り。
  • 「お気に入りの曲を選び抜いた『My Best Album』。」の部分は、Spotifyのマイライブラリ「お気に入りの曲」から名前を取っており、「My Best Album」は本プレイリストが自分だけのベストアルバムという印象があったからである。「My best Album」の各単語が大文字なのは、元々プレイリストの名前として「僕の Best ALBUM」があったのを、1年に最も聴いた楽曲で構成され、毎年末にその年のお気に入りを振り返ろうという名目で自動作成されるプレイリスト「My Top Song」が各単語大文字であったので、馴染みが良いと思い変更した。

 

画像

『[1]6years □□□』ジャケット画像(2022年8月27日)

プレイリストのトップに使用される写真(画像)は、自分が奇しくもプレイリスト作成の約1か月前となる2022年8月27日に、家への帰路へと進む電車の中でiPhoneから撮影した、地元の壮大な雲と電線の一部と僅かな太陽が映った、自分が最も美しいと思う「青空」の写真である。画像に指定したのは写真の一部分であり、指定外の部分には電車の窓枠や街並みが見られる。

このブログに掲載しているのは元の画像データから正方形に見えるようトリミングしたもので、実際は正方形ではないし、Spotifyの画像と僅かだが必ず差異が存在している。

 

内容

収録曲数は243曲、再生時間を15時間45分となっている。何故この曲数や時間になったのかは下記の「経緯と制作」で後述する。また、ブラウザでは何故か再生時間が17時間と表示される不具合が発生しており、自分は気にしていないがとにかく誤りなので注意してほしい(アプリでは問題なし)。

楽曲は全て、フルで聴いて自分が大好きだと思う曲を追加している。また、アーティストごとに1曲を厳選しており、これは「自身が好きな曲を好きに収録しては、内容が支離滅裂でカオスを極めてしまうことを危惧した」からである。プレイリストにはアーティスト同士がコラボレーションで制作した曲も収録しているが、こちらはアーティスト同士の繋がりを意識してセーフとした。

「ランダム再生」でも聴かれてしまうと思うが、曲順も全体でかなり意識しており、ある程度内容の整理も重ねて曲の流れと統一感とバランスを感じられるように努めた。

 

製作期間

2022年9月28日に制作を開始。プレイリストのテーマやコンセプト上、2023年3月16日にはプレイリスト制作と解説執筆の終了おとび完成を予定し、その後は必ず一切手を加えないことを決めている。制作や解説執筆などの作業が思い詰めすぎて精神的に苦痛だったりストレスになることもあったため、嫌気が刺して「もうできない」とはならないよう休息を取りながら作業を進めたので、全くプレイリストについての作業をしていない期間も存在する。

 

経緯と制作

ここでは本プレイリストについて、少しでも「完成度」を上げることを目標に苦闘と試行錯誤の日々を送った6か月間について書いていく。

 

制作の理由

自分が何故こういったプレイリストを作ろうと思い至った理由について書く。一番の理由は「いつか人生が終わった時、こんな僕は何を世界に残せているだろう」「僕にはこれから何ができるだろう」という想いが強くあったからだった。自分の劣っている部分に嫌気が刺したり、思い通りに何でもできなかったり、今あるものを大切にできなかったり、大事にしてたはずの夢や目標を諦めたりしながら、ただ日常を無駄に浪費しているのではないかという想いがどうしようもなくあったのだ。

世界には素晴らしいもので溢れている。その一つは自分にとって音楽だった。2016年から自分はインターネットで音楽を聴き始め、楽しんで感動していく内に早6年が経ち、音楽は今や自分の生活の一部となって手放すことなどできないものになっていった。一方で自分は「自分だけの世界や生活を守りたい」という自己防衛の精神が強いのか、インターネットでは他人との一切の交流ができない日々を送っていた。Twitterではアカウントを作成して2年が経過しているが、2023年3月時点でツイート数は13、他人との大した交流は普段では一切せず(会話できてもツイ消ししてしまう)、いいねだけが積もって10万を超えるという真の「見る専」に徹していた。

そんな現状の中で自分が思いついたのが、このプレイリストである。自分を一部でも「総括」してまとめるものを作れば、僅かでも自分を表現して世界に発信し残すことができると思ったのだ。それでもプレイリストの存在を知っている人は現在誰一人もいないが、自分にはまず「残すこと」が大事だと思った。

もう一つ大きな理由がプレイリストにはある。それは「過去の自分との決別」だった。自分は2023年春から、常にネットで活動することができない状況と時期に突入する。現在今もあらゆるものと離れることを実行しているが、完全に離れる前に見えて分かる「集大成」を作り、過去を忘れずとも踏ん切りをつけたいという想いがあったのだ。

 

「仮完成」まで(2022年9月28日 ~ 10月22日)

2022年9月28日、Spotifyで175曲・10時間あたりの仮のプレイリストを作成したことでこのプレイリストは出発した。この時点ではSpotifyで保存されていた「お気に入りの曲」(当時は1000曲程度)から、気に入ったものを何となくで選曲している。プレイリスト名は『僕の Beat ALBUM』であり、このプレイリストが自分だけのベストアルバム的な役割を果たしていると感じたことから命名している。

しかし、この時点での内容は何も考えずに選曲したことであまりにも支離滅裂であったため、内容や曲順も工夫しようと様々な試みを行う。再生時間を1日の半分を指すため"きり"が良いと感じる12時間に制限、また楽曲を大きく「J-POP」・「ネット音楽」・「アニメソング」・「ボカロ」・「洋楽」・「ゲーム音楽」といった6つのジャンルに区分し、それぞれにプレイリストを作成して入れる曲や曲順などの内容の整理を行った。曲数はこの時気にしていなかったが、最終的に187曲のプレイリストとしてひとまず完成した。

10月22日には完成した気持ちで非公開にしていたプレイリストを公開するが、その後も他に気になっていた曲を時々思い出しては収録し、曲の入れ替えを行うなど「アップデート」を行ってしまったため、自分が満足していない限り「完成とは言えないのでは?」と思い始めた。ここからプレイリストはさらに変化を遂げていくわけだが、ひとまず10月22日の時点での状態を「仮完成」と呼ばせてもらう。

 

「B-SIDE」、再発見とテーマ決定(10月28日 ~ 11月19日)

「仮完成」後、自分はこのプレイリストを真に完成させるもう一つのプレイリスト「B-SIDE」の作成を考え始める。それは正直、「仮作成」の状態では自分が収録したい楽曲全てが入っていないと感じ、不満を抱いていたからだった。

そこで『僕の Best ALBUM』を「A-SIDE」とし、同じく再生時間・12時間(曲数は気にしない)に制限した上でこのプレイリストを補う内容のものを制作しようと考えたのである。次回作で続編かつ本プレイリストを補完する完結編のような存在にしたかったのだろうと今は思う。そして、プレイリストの名前を「DISC-A『僕の Best ALBUM』」に変更し、「B-SIBE」の方は「B-SIDE『君へ Last SINGLE』」と、何となく対になっている名前に変更する。「DISC-A」なのは、ただ単に名前を「A-SIDE」にしてはつまらないと感じたからだった。

この「B-SIDE」を思いついた時は「きっと上手くいく」「これは凄いものになる」と思い嬉々として取り組み始めたのだが、制作のための作業を進める内に課題を発見した。「楽曲の引き出しが足りない」。プレイリストで再びアーティストから違う1曲を厳選し、さらに違うアーティストの曲を追加しても、12時間に制限するどころか8時間程度で収まってしまうのだ。

そこで自分が思いついたのは、Spotifyを使用する以前から利用していたYouTubeの再生リスト「高く評価した動画」の中から楽曲を探すという方法だった。この「高く評価した動画」には、過去自分が高評価のボタンを押した動画が最高でも5000の数が保存されている。自分が再生リストを訪れた際は250程度が非表示になっていたが、少なくとも2020年からの動画を探ることができたので十分だった。しかしこの作業は見なければいけない動画の数が多く、Spotifyで「お気に入りの曲」から選曲する作業よりも時間がかかり大変で苦しかった。何とか全てをチェックし何度か見直しまでしたが、数日を要することになった。しかし、成果は十分だった。動画で楽曲を発見しては見境なくSpotifyでも再び発見し、お気に入りの曲へと突っ込んでいったため、Spotifyで配信されていないものも多かったが、結果的に500曲以上の曲を再び見つけることができた。

 

さらに発見できたことは、「自分が大好きだったのにも関わらず、少しづつ忘れていったもの」が多すぎたことだった。例を紹介するなら、大好きだったはずがいつからか曲名を思い出せなくなり、リズムは覚えているが他の情報が断片的で、以来ずっと気になっていたが今回の探求で再び出会えたポリスピカデリーの楽曲「Beat Eater」があった。再び思い出すことができたのは良かったが、そのような曲があまりにも多かったことは、自分にとって大きな衝撃だった。前述の「はじめに」で書いたことはきっとこの方法を実践しないと分からなかったことだと明確に思うので、その意味でも大きな意味を持つ行動だったと思う。そしてこれは、自分にとってこのプレイリストのテーマにも大きく影響することになる。

 

再出発「12→16H」(~ 11月19日)

この方法により「B-SIDE」を完成することができる量の楽曲を発見することができ、選曲して実際12時間に達するほどの内容量となった。だが、結局気づいたことはこの「B-SIDE」は自分が望んだプレイリストにならないことだったのである。「B-SIDE」に追加した楽曲全てに自分はしっかり好きだとは言えず、選曲している最中や選曲が終わった後にも「何とか完成させよう」と無理に楽曲を追加している状態に自分は苦しみを感じていた。自分の行動は間違いだった。この工程でやはり自分は1つのプレイリストに全てを出し切れなければ意味がないと気づけたのだ。そして「B-SIDE」を終了させ、そこから自分がしっかり好きだと言えない曲を削除していき、再び本プレイリストを再構成・再構築し直すという「再出発」へと自分は乗り出した。

プレイリストの名前は「DISC-A」の意味がもはや無くなったので白紙にし、新たに「『16years』are」へと変更した。テーマとコンセプトを「自身の『16年』」に決定し、それを表現した名前になっている。

再構成・再構築については、以前の「仮完成」の際に行った方法と同じで、追加された楽曲と共に再び楽曲を6つにジャンル分けし、内容の整理を再び行っていった。そして『16年』のコンセプトから、今まで制限していた再生時間を「12時間」から「16時間」ちょうどに変更する。それに合わせ、収録楽曲の数も変動させることにした。最終的にプレイリストは11月19日に大きな成長を遂げ、この事柄を自分は「12→16H」(「H」は時刻の「時」を表す「Hour」を意味し、頭文字を取っている)と呼ぶことにした。

現在のプレイリスト名では「are」が「□□□」となって『』内に入り、「16」は「[1]6」となっているが、これはプレイリストに複数の意味を持たせるためである。理由は明言しないが、重要なことであるため変更された。

 

44→「43/45」、「完成」へ(2022年12月23日 ~ 2023年3月16日)

「12→16H」によりプレイリストは大きく成長したが、まだ完成と位置づけようとは思えなかった。妥協して諦めればそこで完成となり、制作のことについてはもう考えなくてよくはなる。しかし、結局完成と呼ぶかは最後まで自分のさじ加減。ここまでで本当に大きな思いをかけすぎたプレイリストになったので、納得できるまで内容と向き合いたかった。それからは厳選する状態に入り、度々曲を追加しては削除したりを繰り返すがそうすると今度は16時間ちょうどにならなくなってしまった。

2022年12月時点ではSpotifyで配信されている曲の中でこれ以上追加したいと思えるものはなく、今度はYouTube Musicの「高く評価した曲」をチェックして曲を探し、追加したい曲は見つかったのだがやはり足りなかった。どうにかしたいと自分は少しの間悩み苦しんでいたが、12月23日にある出来事が起こる。プレイリストに収録していた林田匠の楽曲「Penguin's Detour」が、12月中と最近になって配信停止になったのだ。本当に好きな曲だったので心が痛んだが、配信されていないならばプレイリストから削除せざるを得ない。そうして削除を行ったところ、プレイリストが収録曲数・244曲/再生時間・15時間44分の状態であることに気づく。そして両方には「44」が含まれており、どちらにもコンセプトの重要数字である『16』を足せば「15時間44分」は16時間、「244曲」では260曲になること、また両方は16で綺麗に割ることができる(曲数では「15.25」、時間では「59」)、この2つに気づいたのだ。今ではもはやこじつけや思考放棄の域に達していると思うが、初めて「これでいいんじゃないか?」……つまりこれで「完成」と呼んでいもいんじゃないかと思えた。本当にそう思ったのだ。あともう一つ16が欠けていてもいい、自分にはそれでいいと。

自分はこの時、プレイリストの解説やそれに向けた想いを書き残したいと思っており、2022年12月までには内容を完成させてブログで文章を書きたかった。そうして、自分はこの時点でプレイリストを「完成」と位置付けることにしたのである。

 

そして私生活をこなし、解説を書き始めようと頭で構想を練りながら、パソコンで少しずつ文章を書いていき2か月が過ぎた。もう収録曲や曲順を変えないつもりでいたが、「どうしても追加したい」と思える楽曲が再び見つかり、2023年2月には新たに3曲だけ変更・追加することを決めた。しかし、収録曲数244曲/再生時間15時間44分は厳守していた。……そして一方で身の回りに妙なことが起こり始めた。やけに「44」が気になりだす。時計をふと見たら「44分」を頻繁に見てしまうのだ。実はここで明かしてしまうが、「44」は自分にとってどうしても「死」を連想してしまう不吉な数字だった。おそらく、散々プレイした『怨みっ子』や『ジョジョ』のグイード・ミスタの影響があるのかもしれないと考えたりしたが、それでもここまで気になるのは初めての経験だった。「44」という数字が「エンジェルナンバー」、幸福をもたらす素晴らしい数字ということも調べて知り得たが、自分の不安を払拭するには至らなかった。

そんな「44」に少し悩む日々が続き、2月27日を迎える。「Penguin's Detour」の件があってから自分は「また配信停止されている楽曲があるのでは」という不安が生まれていたが、今度はsupercellの曲「ワールドイズマイン」が公開停止されていた。また曲を整理しなければいけないということで、自分は「メルト 10TH ANNIVERSARY MIX」と交換することを決める。しかし、そうすると総再生時間が15時間45分になってしまう。「44」に固執していた自分は何とか収録曲数244曲/再生時間15時間44分の形を保とうとしたが、結果的に収録曲数243曲/再生時間15時間45分1つずれる形になった。

苛立ちを覚えもしたが、結果こうなったことで分かったのは「もしやこのプレイリストが原因では?」ということだった。自分がプレイリストで「44」に固執したことで、「44」が自分にとって重要になり精神に影響を与えるほどまでになってしまったのだと。これが分かったなら、後は「44」の形式を止めるまでだった。「44」が不吉だと思うなら、プレイリストにそれを永遠に刻ませるわけにはいかない。同時に、やはり自分がどうしても妥協していたと感じる部分をなくすため、プレイリストの整理が再びできたのも良かったと思っている。

……というわけで、今度こそこのプレイリストは「完成」を迎えた。紆余曲折あり、変に凝って工夫しようと試して、失敗して微妙で曖昧で中途半端な感じを残しながらも、自分なりに素晴らしいプレイリストを作ろうとしてできたものがこれである。

 

B-SIDE (Failed)

前述通り、「B-SIDE」は結局必要がなくなり終了としたわけだが、実はプレイリスト自体は残しており、非公開に設定しながらも『[1]6years □□□』に収録する楽曲の候補を残しておくものとして使っていた。

名前は「失敗した」を意味する「Failed」を追加した「B-SIDE (Failed)」としている。ここでは2023年3月12日にこのプレイリストを削除する前に候補の楽曲を記録として、全81曲を書き残しておこうと思う。

 

配信停止

 

J-POP

 

インターネット音楽

 

アニメソング

 

ボーカロイド

 

洋楽

 

ゲーム

 

アウトロ

プレイリストの最後で「J-POP」、「ネット音楽」、「アニメソング」、「ボカロ」、「洋楽」といったジャンルの総復習という形で5曲を集めてクライマックスにし、その後は「D's Adventure Note」→「Goodbye To A World」という流れにしようと考えていた。しかし結局それぞれの最後に配置した方が良いと思い止めることを決めた。

  1. 不器用な男」(カンザキイオリ)
  2. 君が生きてなくてよかった」(ピノキオピー)
  3. Circle of Karma」(FUZI, MAAS)
  4. 帰ろう」(藤井風)
  5. 愛にできることはまだあるかい」(RADWIMPS

 

セクション

  1. イントロ(#1, #2)
  2. J-POP編(#3~#21)
  3. ネット音楽編(#22~#70)
  4. アニメソング編(#71~#105)
  5. ボカロ編(#106~#175)
  6. Horizon編(#176~#201)
  7. ゲーム音楽編(#202~#241)
  8. アウトロ(#242, #243)

このプレイリストでは統一感やバランスを保つと共に、楽曲の流れや曲順は絶対に意識したかったので、243曲と多数ある楽曲を大きく分けて8つに区分した。ここではそれぞれの箇所を「セクション」と呼称する。一つ一つの「セクション」自体の解説は、下記の「楽曲解説」で行っている。

このセクションの順番は、聴き進めていくごとにジャンルがどんどんディープでマニアックになっていくというものにしており、最初の10曲をチラッと見ただけでは最後の後まで何が出てくるか分からない構成にもなっている。当然曲への抵抗感も強くなる訳なのだが(「ゲーム音楽編」は自分でも特に異物感が凄いと思う)、自分には欠かせない存在なのでどうか聞いて欲しい。

また、どのセクションにどんな曲を配置するかはあらかじめ決まっているのだが、「ネット音楽編」にテレビアニメの主題歌が存在したり(#23「veil」)、洋楽中心の「Horizon編」に日本人が制作した楽曲が存在したり(#176「Pixel Galaxy」、#201「Circle of Karma」)ということがあるのだが、ある程度雰囲気で区分していることをここで付け加えておく。

 

楽曲解説

【注意】

  • ※以下の文章に登場するアーティスト名は、全て敬称略とさせていただきます。
  • ※全く関係がないと思われる曲の解説の中に、フィクション作品のネタバレとなる要素が含まれている可能性があります。十分ご注意ください。

ここからはこの解説のもう一つの真髄、自分がプレイリストに何故この楽曲を入れたのかについて解説していく。

プレイリストには明るい曲や暗い曲、気の抜ける曲やシリアスな曲など様々なものが集っているが、自分にとってこの曲はどういう存在なのか?というのを、お気に入りの歌詞や曲に関する言葉、ミュージックビデオへのリンクとSpotifyの「My Top Songs」(2021年と2022年の2つ)のランキングを付け加えてひたすら書いていった。

ミュージックビデオ等の動画の埋め込みは「どうしても見て欲しい」と思うものを厳選して16までとしている。これは全ての曲に埋め込みを行うとブログの読み込みが遅くなるからである。また、動画のリンクは自身が視聴していたものに限る。楽曲ごとにジャケットの画像を貼ることや英語の歌詞に翻訳を付けることも考えたが、著作権的な問題を侵害するのが怖いので止めることにした。

正直、この解説を書いていて一番大変だったのはこの「楽曲」の解説だと思う。243曲。10日に分けて解説を書き進めていったが日に日に精神が擦り減っていくような気分で、最初は好調に文章が書けていても、正直疲れ切って一言だけしか書けなかった解説も存在した。なので一番駄文が多い所でもあることを先に注意しておく。そして、「この曲を選んだのってそんな理由かよ!」と拍子抜けする部分も多いだろうが、どうか読んで欲しい。

 

1. イントロ(#1, #2)

  • #1「Intersteller: Interstellar Main Theme」(2Hooks)[3:03]

First Step

 ―『Interstellar: Original Motion Picture Soundtrack』[Expanded Edition]の17曲目のタイトルから引用

プレイリストの始まりを告げる、壮大な「イントロ」。ある日YouTubeで偶然目にした動画『Interstellar Main Theme - Extra Extended - Soundtrack by Hans Zimmer』に衝撃を受けたことを、YouTubeの再生リスト「高く評価した動画」を探索することで思い出し、Spotifyで「Interstellar Main Theme」と検索をかけたことでこの曲と出会った。

原作『インターステラー』を視聴したことはなく、ストーリーも分からない。だが、この曲は正(まさ)しく壮大なプロローグやオープニングにふさわしいと思い選曲した。時計の針が回っているような音も、「[1]6年」という長い時間の一部分を切り取るようで気に入っている。

 

"旅"の始まり(#2)

君がいる事を 君に伝えたい

そうやって始まったんだよ

 ―歌詞の一部から引用

【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia - YouTube

「My Top Songs 2022」66位

このプレイリストは、自分の人生の一部分を辿る壮大な旅を描くつもりで制作した。

四半世紀の歴史を経てきたRPGポケットモンスター』シリーズをテーマにアニメーションで描かれたスペシャルミュージックビデオ「GOTCHA!からこの曲を知ったが、初めて視聴した時の感動を今でも忘れることはできない。なぜなら自分も、『ポケットモンスター』を夢中でプレイし、大好きになった一人だったからだ。

この曲が2曲目なのは、「GOTCHA!」で『ポケットモンスター』の歴史と物語を辿っているように、自分が触れてきた音楽の物語と旅を描くこのプレイリストの最初にピッタリだと感じたから。これから自分が残した曲たちで、自分のことを少しでも表現できたら嬉しいと思っているのも理由の一つである。正直、自分はこの曲をプレイリストのリード曲として捉えている。それほど重要な曲だ。

 

2. J-POP編(#3~#23)

このセクションでは自分が思う「大衆向け」(マジョリティ)を意識した選曲となっている。ある程度音楽をたしなむ一般人がちゃんと聴けるラインだと思っており、ドラマや映画の主題歌も含まれて、少なくとも「……何コレ?」と完全に「?」が付くような曲は比較的ない。

これから続く「ネット音楽」、「アニメソング」、「ボカロ」も自分は立派なJ-POPだと思っているが、これはマイノリティ向けに曲を集めたものだと思って欲しい。何と、「イントロ」と「アウトロ」を除いて一番曲が少ないセクションでもある。

 

この舞台に生まれてきた全てのことは

産み出された、ただそれだけで

意味があるから

 ―歌詞の一部から引用

緑黄色社会『キャラクター』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – Character - YouTube

この曲との出会いはまさかのイオン、フードコートの机に座っている時に初めて聴いた。胸が躍るような曲調に一目ぼれし、後にミュージックビデオへと辿り着いた。「どんな人物にも生きている意味がきっとある」と感じさせてくれる、大好きな曲である。

「アカシア」の輝かしさの後に提示できる曲だと感じたため3曲目となっている。

 

  • #4「あいうえおんがく♬」(GReeeeN)[3:30]

君と話したいことがある

それを思うとワクワクするよ

君と近くに居ても居なくても

そんな素敵な日々です

 ―歌詞の一部から引用

この曲との出会いは、小学生の頃に体験した林間学校で他の子どもと一緒にダンスを踊ったこと。当時はニンテンドー3DSのソフト「うごくメモ帳 3D」でネットに公開されている作品を見ることと、角川つばさ文庫の小説作品にハマっており、ダンスを踊っている中で「この曲を使って、角川つばさ文庫の作品のキャラクターが登場するミュージックビデオのような作品が作りたい」と思い、脳内で映像も妄想していた。

その出来事をプレイリスト作成の途中に思い出し、改めて曲を聴くとやはり明るく素敵な曲だなと感じ、選曲した。

 

サカナクション / 新宝島 -Music Video- - YouTube

このまま君を連れていくよ

丁寧丁寧丁寧に描くよ

 ―歌詞の一部から引用

「My Top Songs 2022」63位

映画『バクマン。』の主題歌で、自分は原作漫画のファンであるのだが、この曲は『バクマン。』を知る以前よりも好きだった曲である。出会ったきっかけは覚えていないが、ミュージックビデオが特徴的で特にダンスが面白かったことが印象に残っていたと思う。

この曲をきっかけにサカナクションの音楽を聴き始め、サカナクションのことを知っていく内に曲への印象もかなり変化した。楽曲に世界観の深さや聴きやすさごとで「浅瀬」「中層」「深海」というラインが分けられておりこの曲は「浅瀬」の曲であること、この曲が生まれるまでの経緯や苦悩(深海時代のことです)、ミュージックビデオに何故5台のMacが登場していたのかなどなどを分かれたのは良かったと思っている。

 

呼応する心 響き続ける

 ―歌詞の一部から引用

この曲は本家ではなく、YouTubeにアップされていた本曲の音MAD動画をきっかけに出会った。歌詞を見事にキャラクターのセリフなどへと置き換えているのが見事だと感じたが、何よりもメロディーやリズムが好きになり、本家を聴くに至った。

MAD動画を挙げるなら、Neru氏が投稿している漫画『ジョジョの奇妙な冒険』との音MADシリーズ「ココロジョジョル」である。原作を知るとより興奮する、見事な編集とクオリティになっているので、是非視聴して欲しい。「新宝島」の次曲となったのは、「新宝島」がシングルとしてリリースされた際のカップリング曲として収録された「『聞きたかったダンスミュージック、リキッドルームに』」を意識している。

 

  • #7「I LOVE…」(Official髭男dism)[4:42]

独りじゃ何ひとつ気づけなかっただろう

 ―歌詞の一部から引用

Official髭男dism - I LOVE...[Official Video] - YouTube

Official髭男dismからの選曲は髭男を知るきっかけとなった「Pretender」、自分が聴き込んだアルバム『Traveler』からリード曲イエスタデイ」と本曲の3曲でかなり迷った。そして本曲の歌詞を読み、「好きという感情」を人以外にも好きなものに当てはめ自分がそれらに影響と受けたことを考えた時に、「やっぱりこの曲しかない」と感じ選曲した。

ココロオドル」のアウトロから本曲のイントロに繋げることで、「ここから少し流れが変わる」ことが分かるよう意識している。

 

君がいた夏は遠い夢の中

空に消えてった打ち上げ花火

 ―歌詞の一部から引用

本曲は自身がかつて熱中してプレイしていた音楽ゲーム太鼓の達人』でかなり演奏していた曲である。曲を知った経緯は定かではないのだが、難易度「むずかしい」をフルコンできるほどの腕前で、当然本曲のショートバージョンを何度も聴いていた。今ではもう『太鼓の達人』はプレイしていないが、夢中になって演奏した思い出のある曲なので選曲することとなった。

実はここからも『太鼓の達人』で演奏したことをきっかけに好きになった曲が何と3曲続けて登場する。

 

  • #9「ないものねだり - Revenge THE FIRST TAKE」(KANA-BOON, もっさ)[4:16]

ゆらゆらゆらゆら 二人の恋は

ゆらゆらゆらゆら 綿毛みたいに揺れてる

 ―歌詞の一部から引用

「ないものねだり」は小学生の頃にプレイしたニンテンドー3DSソフト『太鼓の達人 ドコドン!ミステリーアドベンチャー』(以下、『ミステリーアドベンチャー』と省略)からの選曲。キャッチ―なサビに心を掴まれ、好きになった曲である。

本曲は一発撮りの演奏を公開している「THE FIRST TAKE」バージョンとなっているが、ゲストボーカルとして歌唱する「ネクライトーキー」のギターボーカル・もっさとの掛け合いにより、さらに曲が魅力的に感じたためこちらのバージョンを選曲した。

 

  • #10「高嶺の花子さん」(back number)[4:54]

偶然と夏の魔法とやらの力で僕のものに

なるわけないか

 ―歌詞の一部から引用

前曲と同じく『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。当時はサビの疾走感に心を掴まされたのだが、現在は憧れの女性と自分に自信を持てず告白できない焦燥感と苦悩を抱き、あれこれ妄想してしまう主人公の、正(まさ)しく「切ない」楽曲のストーリーが大好きになった。

 

私以外私じゃないの

当たり前だけどね

だから報われない気持ちも整理して生きていたいの

普通でしょう?

 ―歌詞の一部から引用

ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」 - YouTube

前曲と同じく『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。ゲスの極み乙女のフロントマン・川谷絵音による騒動でバンド自体に苦手意識を抱いていたのだが、同じくサカナクションのフロントマン・山口一郎と共に登場している動画をYouTubeにて見かけたことや、既に心を掴まされていた本曲の存在があったことで、ゲスの極み乙女の曲を聴いてみることを決めた。

現在はほぼ全曲を聴いたが、この曲と似たテイストのものは存在せず、本曲でしか感じられない空気感があるのだと思っている。今一番好きな曲は「もう切ないとは言わせない」なのだが、出会いの曲であることを意識して本曲を選んだ。

 

適当なんでしょう?

だと いいね

 ―歌詞の一部から引用

共感覚おばけ / ササノマリイ(sasanomaly) - YouTube

本曲を知るきっかけは、YouTubeに公開されていたRPG『UNDERTALE』の二次創作動画(静止画MAD)に本曲が一部使用されていたことである。「流れてる曲かっこいいな」と思いミュージックビデオを視聴をすることにしたのだが、そのMVに衝撃を受けてこの曲をより好きになった。

ここから楽曲の世界観がどこか暗くなり始める、少なくとも「ないものねだり」まであった明るい雰囲気とはかけ離れはじめていく。

 

  • #13「ヒミツ」(ポルカドットスティングレイ)[3:53]

開けてしまったって気づいたの

 ―歌詞の一部から引用

ポルカドットスティングレイ「ヒミツ」MV - YouTube

映画『スマホを落としただけなのに』の主題歌、ある日本屋で宣伝として原作小説の傍に映画の予告編がテレビで流されていたのだが、予告編で流れた本曲のワンフレーズに心を射抜かれた。本気で「え?何この歌?」と思い、本屋のテレビの前でずっとワンフレーズを夢中になって聴いたという思い出があるのだ。そこからミュージックビデオを視聴しフルで聴いたことにより本気で好きになった曲である。

 

  • #14「ええじゃないか」(Dannie May)[3:35]

笑え少年よ

 ―歌詞の一部から引用

Dannie May「ええじゃないか」(Music Video) - YouTube

自身が敬愛するイラストレーター・カンタロがミュージックビデオのアニメーションを担当したことが本曲を知るきっかけとなった。なので当然ミュージックビデオを中心に話をすることになるが、とにかく今すぐ視聴して、そして「あぁ……」と口から洩れるようなラストを是非見て欲しい。

 

鮮やかな色は君に見せた幻

illusion is mine…

 ―歌詞の一部から引用

凛として時雨 『illusion is mine』 - YouTube

「My Top Songs 2022」6位

凛として時雨について話すには、まず次曲「film A moment」の「TK from 凛として時雨」について話さなければならない。

TK from 凛として時雨」は、凛として時雨のフロントマン・TKのソロプロジェクトであり、アニメ『東京喰種トーキョーグール』の主題歌「unravel」をきっかけに知った。……のだが、1分30秒の「TV edit」バージョンで「unravel」に衝撃を受けた自分は、オープニングでアーティスト名を確認したのだが、そこで「凛として時雨」と誤解したまま覚えてしまった。

そこから「TK from 凛として時雨凛として時雨って違うんだ!」と理解するまである程度時間を要したが、TKを中心に音楽が作られていると分かっていても当然ソロプロジェクトとスリーピースバンドという違いがあるので、音楽性は全く違う。TK from 凛として時雨の楽曲をほぼ全て聴き終えるまで夢中になって聴き、次は凛として時雨の曲を聴きたいと思っていたが、「全く別物じゃん……」とどこか抵抗感を感じ聴くことをためらっていた。そんな時に視聴したのがこの「illusion is mine」のミュージックビデオ。「本当にギターとベースとドラムで演奏してる?」と感じるほどの美しさと透明感に聞き惚れ、凛として時雨の曲を聴いてみる後押しの役割を果たしてくれた曲でもある。

 

君は笑って

 ―歌詞の一部から引用

「My Top Songs 2022」13位

TK from 凛として時雨を知ったきっかけは前述した通りとして、この曲はその楽曲をほぼ全て聴き終えた後に自分が中でも「一番ヤバい曲」として挙げる凄い曲である。

総勢243曲あるプレイリストの中で最長となる7分46秒の楽曲がこの曲だが、本当に構成やら何やら……もう言語化できないほどの凄みと素晴らしさ、そして静けさと激しい衝動が詰まっている。楽曲を始めてワンフレーズだけ聴いたのは2021年10月に発売されたベストアルバム『egomaniac feedback』のトレーラーだったが、初めてフルで聴いた時の「何が起きてんの?」と言うしかない衝撃は忘れることはないと思う。

元々DVDの映像作品に収録される表題曲として制作された本曲、当然中古で購入し視聴も済ました。また、ライブでは上記に引用した歌詞「君は笑って」の部分で中指を立てるという煽りをするTKも初めて見た時は衝撃だった。

という訳で間違いなく「unravel」よりも凄い曲として選曲したのだが、「illusion is mine」の次に繋げるしかないと思い、この曲順になった。

 

  • #17「Lemon」(米津玄師)[4:16]

今でもあなたはわたしの光

 ―歌詞の一部から引用

米津玄師 - Lemon Kenshi Yonezu - YouTube

ここからは、ただ自分の「人生」を見つめることしかできないほどに、素晴らしくも暗い楽曲が4曲続いていく。

本曲は米津玄師を知るきかっけとなった曲であり、そしてやはり「米津玄師の曲で一番好きな曲は?」と自問したらこれを答えるしかない、それほど印象的な曲だった。

「死」をテーマにしており、シングルリリースされた際公開されたラジオで実際に祖父が亡くなったことに影響を受けたこと、そして主題歌として起用されたドラマ『アンナチュラル』の登場人物・中堂系の物語を思うと、感慨深いものがある。現在も米津玄師の新曲は必ず聞いているが、やはり自分にとって圧倒的だったので「Lemon」を選んだ。

あの「film A monent」の次曲であるが、「film A monent」の静かなアウトロを聴いたことで「繋げられるんじゃないか?」と思った。

 

  • #18「三文小説」(King Gnu)[4:40]

増えた皺の数を隣で数えながら

 ―歌詞の一部から引用

King Gnu - 三文小説 - YouTube

King Gnuを知るきっかけとなった「白日」と悩んだが、この曲を始めて聴いた衝撃と感動を今も忘れられず、選曲を決めた。ドラマ『35歳の少女』の主題歌として起用されているが、ドラマのあらすじを知ると「そりゃこんな曲になるよな」と納得できる、どんな人生も肯定するような素晴らしくも悲しい楽曲だと思っている。

アニメ映画『呪術廻戦0』の主題歌を担当した際には自身を「作品の奴隷」と表した、King Gnuの作詞作曲を務める常田大希には敬意しか抱いてない。

 

まだ見えないよ

そう、last eye

 ―歌詞の一部から引用

安藤裕子が作詞を、凛として時雨のTKが作曲を担当。初めて聴いたのはTK from 凛として時雨の4枚目のアルバム『彩脳』の初回限定生産盤に特典として付属する「Bi-Phase Brain "R side" at Bunkamura Orchard Hall 2019.12.23」というアコースティックライブの音源からである。

ライブの音源ではTKとゲストボーカルとして参加した安藤裕子のデュエットになっており、物静かな雰囲気から徐々に展開していき、そしてラストの「まだ見えないよ」からの衝撃と美しさが本当に素晴らしかった。どこまでも儚さを感じながら、熱と感情を感じ取れる楽曲だと思っている。

 

  • #20「ノンフィクション」(平井堅)[4:31]

ただ 会いたいだけ

 ―歌詞の一部から引用

自分はまだアルバムだったりをしっかり聞けたわけではないが、母が平井堅の大ファンであり、この「ノンフィクション」は自分がとても好きな曲の一つである。ドラマ『小さな巨人』の主題歌として書き下ろされ、平井堅の自殺した友人への思いと共に作られたことを知った時、こんなにも感傷的で、心に響く歌になっている理由が実感できた。未だに歌詞をしっかりと眺めながら聴くと、本当に涙が溢れそうになり、自分にとって本当に必要な時に必要な歌となっている。

自分にとってこの曲で「J-POP編」は一つのフィナーレを迎えているのだが、最後にもう一つ必要な曲が次曲だと思っている。

 

  • #21「帰ろう」(藤井風)[4:44]

あぁ 今日からどう生きてこう

 ―歌詞の一部から引用

Fujii Kaze - Kaerou (Official Video) - YouTube

藤井風との出会いは、めざましテレビで「きらり」がチャートインしていることが放送され、そのワンフレーズを聴いただけで俄然興味がそそられた。そして「きらり」と共にミュージックビデオを聴き見続けていったことで出会った曲が本曲である。正直、「きらり」よりもこの曲が大好きになって、自然に「この曲がいい」と思い選曲した。

ここまで「Lamon」、「三文小説」、「Last Eye」、「ノンフィクション」とシリアスな曲が続いてきたので、「J-POP編」の最後にはその雰囲気は抜けず、どこか救いがあって報われる曲が良いと思っていた。だから、やはり最後にはこの曲しかなかった。どこまでも黒い暗闇の中で、光を見させてまだ生きて歩いてみようと思わせてくれる……そんなイメージの立ち位置にある。

もうここでプレイリストが終わってもいいと自分は思ったし、他人もそれで満足して聴くのを止めてしまったら否定はしない。ただし、まだまだ自分が聴いてきた音楽の二割にも届いていないのだ。道はまだ続き、まだまだ旅はこれから。自分がかつて見て、誰かに自分がかつて見た素晴らしい景色を見させる。それがこの『[1]6years □□□』である。どうか、最期まで付き合って欲しい。

 

3. ネット音楽編(#22~#70)[4:29]

ジャンルの定義は自分でも不明瞭なのだが、このセクションでは名前の通り「インターネット」が自分にとって由来かつ中心となった音楽を集めている。主を挙げれば「YouTube」や「ニコニコ動画」といった辺りである。

「ネット音楽」というジャンル名は、自分がよく利用するBOOKOFFのCDコーナーから初めて知った。後の「ボカロ編」でも登場する"ボカロP"が、ここではボーカロイドを使っていない形で多く登場するので、予習のつもりで聴いていただきたい。

以下の「中層」「深層」「表層」は、「表層Web」と「深層Web」から取って曲のライトさやダークさを区分しているものと思っていただきたい。

 

中層(#22~#34)
  • #22「vivid a」(Lanndo, bis)

もう一回は一度きり。

 ―歌詞の一部から引用

https://youtu.be/cTVa3795VmQ:titile

完全に自らのエゴを突き通して、「中層」および「ネット音楽編」の一曲目にした楽曲。#168「命ばっかり」に登場するボカロP・ぬゆりがソロプロジェクト「Lanndo」として、ボーカルを歌い手のビスに担当させている楽曲。自分がLanndoの楽曲の中で一番好きな曲である為、選曲することを決めた。

 

  • #23「veil」(須田景凪)[3:29]

笑えない日々を辿ったって

変わらない今を呪ったって

宙に舞った言葉じゃ

あなたを救えないのだろう

 ―歌詞の一部から引用

須田景凪「veil」MV - YouTube

「二曲目が一番いいな」と自然に思い決定した。#131「シャルル」ではボカロP・バルーンとして登場し、大好きな絵師・アボガド6がどちらもミュージックビデオを担当し見事なアニメーションに仕上げている。

 

  • #24「心臓」(TOOBOE)[3:45]

愛が欲しくてさ

 ―歌詞の一部から引用

心臓 / TOOBOE - YouTube

#142「春嵐」に登場するボカロP・Johnのソロプロジェクト「TOOBOE」の楽曲であり、自分はソロプロジェクトの存在を知らなかったが、「ずっと真夜中でいいのに。」(#67「秒針を噛む」で登場)のミュージックビデオの制作に携わっていたことで知った擬態するメタが本曲のミュージックビデオを担当したことでこの曲を知り、好きになった。

 

一瞬の閃耀が

貴方に届くように

 ―歌詞の一部から引用

アナフィラキシー/栗山夕璃 - YouTube

#148「ノイローゼ」に登場するボカロP・蜂屋ななしが、自身の1枚目のフルアルバム『Anaphylaxie Bee』に収録されている表題曲を、栗山夕璃として本人がセルフカバーしたものになっている。なのでボーカロイドが歌唱する本来のバージョンがあるのだが、このセルフカバーではメロディーが変更されており、こちらの方が自分には好みだった。

自分が初めてこの曲を聴いたのはYouTubeに公開されたミュージックビデオで、YouTubeではこのセルフカバーが、ニコニコ動画では本来のボーカロイドバージョンが使用されている。

 

  • #26「幽霊東京」(Ayase)[3:30]

君もそうでしょ

 ―歌詞の一部から引用

幽霊東京 / Ayase (self cover) - YouTube

ボカロPとしても活動しており、前曲と同じくボーカロイドが歌唱している原曲を本人が歌唱したバージョンとなっており、メロディも変更されている。原曲も良いが、変更されたメロディとAyase自身の歌が好みだったためこちらを選曲させてもらうことにした。YOASOBI(#68「夜に駆ける」で登場)のコンポーザーとしての印象が強いが、ボーカロイドの曲も自分は大好きで、「ラストリゾート」は特に何度も聴いていた。

 

あたしの思うままに愛してみようぜ

 ―歌詞の一部から引用

ヒトリエ 『SLEEPWALK』 / HITORIE - SLEEPWALK - YouTube

#112「ローリンガール」に登場するボカロP・wowakaが、かつて氏を中心に結成したバンド「ヒトリエ」の楽曲。偶然YouTubeでミュージックビデオを視聴し、その独特な雰囲気とwowakaの特徴的な歌唱が癖になり、好きになった楽曲である。

 

  • #28「永遠甚だしい」(獅子志司)[3:42]

一回戦限りの人生戦 最善手を

永遠甚だしい

 ―歌詞の一部から引用

永遠甚だしい / Self Cover MV - YouTube

元々ボーカロイドが歌唱する原曲を本人がセルフカバーしたバージョン。出会うきっかけは先ほどの「心臓」と同じく、擬態するメタのイラスト・アニメーションを務めるしまぐち ニケがミュージックビデオを担当したことである。

 

  • #29「ナンセンス文学」(Eve)[3:26]

最低で憂鬱な日々でさえ

君となら僕は明かしてみたい

 ―歌詞の一部から引用

ナンセンス文学 - Eve MV - YouTube

ニコニコ動画で本曲のミュージックビデオを視聴したことが、Eveと出会うきっかけとなった。その独特な歌声と音と世界観に魅了され、すぐにファンとなりその後に聴いたオリジナル楽曲の多くを好きになった。後に歌い手として活動していることも知り、様々な曲をカバーした動画を見たことで好きになった曲も多く、このプレイリストにも一部収録している(#135「ラブ&デストロイ」、#140「故にユーエンミー」)。

 

  • #30「不革命前夜」(NEE)[4:27]

月の下の僕らは

ほら何も言えず青に溶けてく

 ―歌詞の一部から引用

不革命前夜 - NEE - YouTube

出会ったきっかけは「心臓」や「永遠甚だしい」と同じく、「ずっと真夜中でいいのに。」のミュージックビデオの制作に携わったことで知ったこむぎこ2000が、本曲のミュージックビデオを担当していたこと。こむぎこ2000が描くアニメーションと合わせ、描かれる楽しそうに見えて退廃的な雰囲気の曲調が好きになった。

 

  • #31「第六感 feat.東京ゲゲゲイ」(Reol, 東京ゲゲゲイ)[3:11]

偶然とハートしたい

 ―歌詞の一部から引用

Reol - '第六感 / THE SIXTH SENSE' Music Video - YouTube

Reolとの出会いは、ニコニコ動画に公開されていた「ヒビカセ」から。この曲から興味がわき、そしてこの曲へと辿り着いた。

本曲は配信シングルとして2020年にリリースされているが、YouTubeのミュージックビデオにあやかって東京ゲゲゲイが参加した2021年のアルバムのバージョンを選曲している。最初はその違いが分からず、後になって違和感に気づいたため、2022年10月31日に置き換えた。

 

  • #32「[A]ddiction」(EVO+)[3:16]

たった一口「死ぬほど」愛したいから

 ―歌詞の一部から引用

【MV】[A]ddiction / GigaReol×EVO+ - YouTube

ある日YouTubeで偶然ミュージックビデオに出会ったのをきっかけに好きになった楽曲。作詞は前曲のReolが、作曲・アレンジ・ミックスは#114「劣等上等」に登場するボカロPのGigaが担当している。

 

  • #33「ヒステリックナイトガール -Awakening-」(PSYQUI, Such)[3:25]

最低なんて言わないで

「大変、遺憾」で大正解

再現だって難なくクリアです

 ―歌詞の一部から引用

「-Awakening-」を称されている通り、この曲はアレンジが変更されているバージョンとなっている。元々、YouTubeで本家ではなくこの曲のAndroid52によるリミックス「ヒステリックナイトガール feat. Such (android52 Edit)」を視聴し、好きになったのをきっかけに、その後オリジナルと合わせてこのバージョンと出会った。

 

  • #34「Pallet」(みかん汁, PSYQUI)[4:58]

I'm with you 手を離さないで

迷わないよう

 ―歌詞の一部から引用

前曲「ヒステリックナイトガール」を聴き、「PSYQUIって何だ?」と興味が湧いた自分はYouTubeにてPSYQUIが制作した楽曲を流しながらパソコンに向かっていた。この時、楽曲はウィンドウが隠れていたので流れる曲のタイトルすら分からなかったのだが、突然サビの盛り上がりから「なんかすごい曲流れてる……!」というのを感じ、急いで確認するとこの曲が流れていた。これがこの曲との出会いである。

 

深層(#35~46)

Grazie

ファンファーレの鳴ったフレーム

散りゆくまで吠えていけ

 ―歌詞の一部から引用

Bloody Mary / 缶缶 - YouTube

出会ったきっかけは「ずっと真夜中でいいのに。」のミュージックビデオの制作に携わったことで知ったsakiyamaが、本曲のミュージックビデオを担当していたことである。

 

  • #36「Mister Jewel Box」(TOPHAMHAT-KYO)[3:06]

自分の生み出したものに殺される

そんなの芸術家として本望だろう

 ―歌詞の一部から引用

トップハムハット狂 (TOPHAMHAT-KYO) "Mister Jewel Box"【MV】# FAKE TYPE. - YouTube

トップハムハット狂(TOPHAMHAT-KYO)との出会いはゲームソフト『MAD RAT DEAD』にハマっていた頃、トップハムハット狂がBGM『MAD RAT HEART』を原曲とした二次創作のラップカバー楽曲『MAD RAT DEAD RAP』を公開しているのを発見し、その見事な歌唱とラップに魅了されたことがきかっけである。

そしてYouTubeでこの曲のミュージックビデオを発見した。前曲のFAKE TYPE.では正式メンバーとしてMCとラップを担当している。

 

  • #37「p.h.」(水槽)[2:32]

腐り尽くした吐瀉物で乾杯をした

 ―歌詞の一部から引用

p.h./SEVENTHLINKS - 水槽 (Cover) - YouTube

「My Top Songs 2021」81位

SEVENTHLINKSが制作した楽曲を、水槽がカバーしたもの。Spotifyで偶然流れてきた楽曲であり見事にハマった。

 

  • #38「なにやってもうまくいかない」(meiyo)[2:26]

何にもやってないだけじゃない?

 ―歌詞の一部から引用

【meiyo】なにやってもうまくいかない【MV】 - YouTube

普通に格好いいボーカルと不思議な高音のコーラスが合わさり、曲調から感じる不安定さが癖になる一曲。「p.h」に続きトキチアキがミュージックビデオを担当しているので、その繋がりから「p.h」の次曲になった。

 

  • #39「ウ”ィ”エ”」(kekeru)[3:36]

「それでは正面から私がVを発音するのをよく見ておいてください。」

「VEAH!」

 ―YouTubeのミュージックビデオの概要欄から引用

ウ”ィ”エ” - YouTube

この曲は――いや、曲といっていいのかすら分からないほどの存在だが――このプレイリストで一番選曲されている理由が分からないであろう楽曲第一位だと思う。正直、この曲は一番理解してはいけない、いや避けなければいけない、直視してはいけない存在なのだ(失礼)。

なのに何故選曲したのか?自分はかつてこの動画に(一応)ハマっており、それは拭えない事実として存在し、このSpotifyでもう音源として配信されていたのを発見したからである。まさに混沌そのものだが、自分がプレイリストに選曲しないほどの気持ちは生まれず、11月19日に追加されてから今の今まで存在することを許した。

……ミュージックビデオについてだが、見て欲しいしもう見ないまま人生を過ごしてほしい気持ちもあるが、この曲はMVを見ないとヤバさが分からないので……もう視聴をおすすめする(ゆくっとは全てがどうでもよくなった)。

 

  • #40「グリングリン」(和田たけあき)[3:34]

誰が殺したかなんてわからないから

みんなで押せば怖くない

 ―歌詞の一部から引用

【MV】グリングリン - 和田たけあき / Green,Green - YouTube

#147「キライ・キライ・ジガヒダイ!」で登場するボカロPでもあり、これは本人による歌唱となっているが、同時に「VOCALOID ver.」も配信リリースされている。YouTubeのミュージックビデオを見たのが始めの出会いだったが、中毒性の高い曲調と歌声に魅了された。基本このプレイリストは、アーティストごとに一曲のみを選ぶと決めているのだが#147では「和田たけあき(くらげP)」と名義が違うのでこの曲も追加した。

 

  • #41「不可幸力」(Vaundy)[3:20]

揺れ、靡く世界で意図せず彼らはそれを愛と呼ぶ

 ―YouTubeのミュージックビデオの概要欄から引用

不可幸力 / Vaundy :MUSIC VIDEO - YouTube

最初は「花占い」、「Tokimeki」など明るい曲であったが、結局は一番最初にハマったと思うこの曲を選曲した。この曲に出会ったきかっけは、RPG『UNDERTALE』のうごメモで制作した手書き動画を投稿していた碧緋という方が、本曲を使用した手書き動画を投稿していたのを自分が視聴したことである。

 

  • #42「とても痛い痛がりたい(カバー) feat.灯油」(FZFG, 灯油)[3:14]

何が痛い何で痛い

どうしてこんなに痛がりたい

 ―歌詞の一部から引用

EZFGが制作した曲を、歌い手の灯油がカバーしたもの。灯油についてはTK from 凛として時雨の「unravel」をカバーした動画がきっかけで知り、サビやシャウトの素晴らしい歌唱に驚きを隠せなかった。そしてこの曲のカバーについては、#12「共感覚おばけ」と同じくRPG『UNDERTALE』の派生作品であるAU作品の二次創作動画でこの曲が使用されていたことがきかっけだった(現在、動画は既に削除または非公開)。

 

  • #43「うっせぇわ」(Ado)[3:24]

正しさとは 愚かさとは それが何か見せつけてやる

 ―歌詞の一部から引用

【Ado】うっせぇわ - YouTube

現在もオリジナル曲を好んで聴いているAdoの、初めて出会うきっかけとなった楽曲。この後に「レディメイド」、「ギラギラ」、「踊」と続けばもうファンになるしかなかった。作詞作曲・編曲は#154「ビターチョコデコレーション」で登場するボカロP・syudouが担当しているが、楽曲の魅力はやはりAdoの低く力強い歌声の上に成り立っていると今でも思う。「阿修羅ちゃん」と迷ったのだが、「それならやっぱりこの曲かな」と思い選曲した。

 

  • #44「/ / // / /」(x0o0x_)[2:13]

誰も見えはしない

誰も追えはしない線路を越え

まだ 見えぬようにと

目を伏せた今日も雨ね

 ―歌詞の一部から引用

‌ - YouTube

YouTubeで出会った曲……なのだが、初めてミュージックビデオを視聴した時は動画タイトルもチャンネル名も何もなかったことが本当に衝撃だった。楽曲の雰囲気や動画の何とも言えない不気味さから、都市伝説めいた異界に偶然辿り着いたのか迷い込んでしまったかのような気分を今も忘れてはいない。実は歌詞の表示も非常に凝ってあるので、是非YouTubeで見てみてほしい。

この曲は「経緯と制作」で散々色々書いた「44」を冠する44曲目なのだが、「44曲目はこの曲であること」に納得してしまい、44を不吉だと思っている何よりの証拠だと感じる。

 

  • #45「Character」(ACAね, Rin音, Yaffle)[4:44]

このギリな人情 生きてる君の

正直なくらい危ない

真面目が欲しい

 ―歌詞の一部から引用

ACAね(ずっと真夜中でいいのに。) × Rin音 Prod by Yaffle 『Character』MV - YouTube

「My Top Songs 2021」22位

映画『キャラクター』の主題歌であり、「ずっと真夜中でいいのに。」のフロントマンであるACAねが作詞作曲・歌で参加していることをきっかけに出会った。映画を実際に視聴したのは配信リリースされてから1年後だが、映画の異様で猟奇的な雰囲気を見事に表現した素晴らしい主題歌だと思っている。普段「ずっと真夜中でいいのに。」のMVはアニメーションなので、ACAね本人がミュージックビデオに実写で登場するのも印象的だった。

タイトルが同じであることから、#3「キャラクター」とも映画の内容が相まって嫌な皮肉さを感じてしまう。

 

  • #46「YELLOW」(神山羊)[2:58]

いっそ消えて無くなるだけのYELLOW

 ―歌詞の一部から引用

神山羊 - YELLOW【Music Video】/ Yoh Kamiyama - YELLOW - YouTube

この「深層」で最後の曲。YouTubeでこの曲のミュージックビデオを偶然見たのが出会うきっかけだったが、ダークなアニメーションが特に好きになった。

 

表層(#47~59)
  • #47「野良猫は宇宙を目指した」(しゃろう)[2:08]

YouTubeでよく聴く曲だな」と思い辿り着いたのがこの曲。あれほど殺伐として不穏だった「深層」からリラックスして聴くことができ、ここから流れが変わるよと伝える「繋ぎ」の曲でもある。

 

  • #48「小さい恋のうた - cover ver.」(天月-あまつき-)[4:36]

ただ あなたにだけ届いて欲しい

響け 恋のうた

 ―歌詞の一部から引用

【オリジナルPV】 小さな恋のうた / MONGOL800(cover) by天月 - YouTube

MONGOL800の楽曲を、歌い手の天月-あまつき-がカバーした楽曲。天月-あまつき-との出会いはニコニコ動画だったが、初めてYouTubeでこのカバーのミュージックビデオを始めて視聴した時は、あまりの輝きと興奮に感動して泣きそうになった。

「やっぱり表層のリード曲はこの曲でしょ」と感じ、この配置となっている。

 

  • #49「Aitai」(幾田りら)[5:18]

こんなにあなたを想っているのに

 ―歌詞の一部から引用

加藤ミリヤの楽曲を、幾田りらがカバーしトリビュートアルバム『INSPIRE』に収録された楽曲。Spitifyを利用し出した頃に初めて聴き、自身のマイライブラリ「お気に入りの曲」に2023年3月現在5曲目として保存していた曲でもある。

 

  • #50「シオン」(niKu)[3:57]

キミは咲いている 咲いている

正しい青春

 

その花にこの手は届かない

 ―歌詞の一部から引用

niKu 'シオン' Official Music Video - YouTube

「ずっと真夜中でいいのに。」のファンであり、投稿しているファンアートを好きになり自分がファンとなったがちゃが、この曲のミュージックビデオを担当していることをきっかけに知った楽曲。niKuの最初の楽曲でもあり最初の配信シングルである。

 

  • #51「金木犀」(くじら, Ado)[2:20]

金木製の匂いも私もこのまま

もう一回 さよなら

 ―歌詞の一部から引用

金木犀 feat.Ado (Official Video) - YouTube

#43「うっせぇわ」で登場したAdoがボーカルを務めている楽曲。「うっせぇわ」を聴く前から知っていた楽曲のような気もするのだが、ただ、Adoのイメージ像を一旦変えてくれた楽曲でもある。

 

  • #52「シャイニングスター」(魔王魂, 森田交一)[4:36]

トキメキを感じて

 ―歌詞の一部から引用

【魔王魂公式】シャイニングスター - YouTube

#47「野良猫は宇宙を目指した」と同様、YouTubeでよく聴く楽曲として知った楽曲で、同じくフリー音源でもある。魔王魂の楽曲はいくつか聴いてたのだが、やはり一番好きな曲はこの曲で、二番目は「ベガロスト」である。

 

  • #53「YouTubeテーマソング」(HIKAKIN, SEIKIN)[4:27]

主役は君なのさ!

夢をつかめYouTube

 ―歌詞の一部から引用

YouTubeテーマソング/ヒカキン&セイキン - YouTube

自分がYouTubeを見始めたのは今から6年前、3DSニンテンドーeショップで無料ダウンロードしたことがきっかけだった。その理由は「ヒカキンの動画が見たかったから」。そういった経緯があったためこの「YouTubeテーマソング」を見た時の感動と「テーマソングを担当したんだ」という驚きは凄かった。

この時、YouTubeを見始めていなかったら今の自分は間違いなくいない。YouTubeは自分にとってのインターネットの原点である。この出会いがあるなしで良いことも悪いこともきっとあるのだろうが、でも「自分が出会えて良かった」と本気で思える沢山のモノに出会えたから間違えなく良かったと思う。

 

  • #54「ぼくの夢、メチャクソ無限湧き」(ARuFa)[2:17]

ぼくの夢、

メチャメチャメチャ 無限湧き

 ―歌詞の一部から引用

「ぼくの夢、メチャクソ無限湧き」非公式MV - YouTube

「ずっと真夜中でいいのに。」のミュージックビデオの制作に携わったえいりな刃物がこの曲の非公式ミュージックビデオを公開していたことをきっかけに出会った。「音ゲーに自分の曲を入れてほしい」というARuFaの夢を叶えるために制作された本曲は、「YouTubeテーマソング」と通ずるものがあるなと思い次曲になった。作曲家として#59「TremENDouS」で登場するかめりあも制作に参加している。

マスタリングの問題なのか……明らかにこのプレイリストで一番音が小さい楽曲でもある。なのでぜひ音を上げて楽しんで聴いて欲しい。

 

  • #55「脳漿炸裂ガール」(+α/あるふぁきゅん。)[3:13]

クプ「ふぁっきゅん1年ぶりいいい!殴られ足りなかったよぉ!」

あるふぁ「無理。きもい。こっちくんな」

クプ「あああああああ///」

 ―YouTubeのミュージックビデオの概要欄から引用

+α/あるふぁきゅん。& クプラ 『脳漿炸裂ガール』【ウザさMAXでコラボってみたったwww】 Alfakyun.& Cupula - 腦漿炸裂女孩 [試唱] - YouTube

この曲は#134「聖槍爆裂ボーイ」で登場するボカロP・れるりりの楽曲を、ただカバーした曲ではない。ニコニコ動画で「ウザさMAXで歌ってみたったwww」というカバーシリーズを投稿し続けていた金平糖(歌い手)・クプラと共に、「ウザさMAXでコラボってみたったwww」として投稿した曲の内の一曲である。

内容は原型を留められないほどのカオスに満ち溢れており、Spotifyで配信されている中で一番好きなものとしてピックアップし選曲した。何が何だか分からなかった人へ、内容は公開されているミュージックビデオをみればある程度把握できるが、それでも全ては理解できないので安心してほしい。

正直、「ウ”ィ”エ”」の次に何故音源化されてSpotifyで配信までされているのか分からなかった一曲。ちなみに、ちゃんと真面目にカバーした音源も同じくSpotifyで配信されており、最初は間違ってそちらをプレイリストにぶち込んでしまったため、入れ替えた。

 

  • #56「シル・ヴ・プレジデント」(P丸様。)[3:10]

ロマンスの不祥事 逃がさない

消してあげる

 ―歌詞の一部から引用

【MV】シル・ヴ・プレジデント/P丸様。【大統領になったらね!】 - YouTube

P丸様。との出会いは、穏やかで可愛げな雰囲気がありつつ毒気とカオスに溢れてる「ゆるふわ~」シリーズから。ヤバいと思ったが惹かれてしまったので動画を見ている内に他の動画も見始め、この曲のミュージックビデオに辿り着いた。

 

  • #57「ダダダダ天使」(ナナヲアカリ)[3:39]

やんないじゃない、

できないんだ!

(ドヤ!)

 ―歌詞の一部から引用

ダダダダ天使 / ナナヲアカリ - YouTube

出会いはニコニコ動画で偶然ミュージックビデオを見始めたことで、ミュージックビデオのイラストを担当し自分がファンになった寺田てらとの出会いもこの曲である。ニコニコ動画YouTubeでは多数の音MADが投稿されており、その動画群をかなり聴いていたのもこの曲を好きになる遠因だと思っている。

 

それでもボクらでいたいんだ

君と夜更かしてRPG

 ―歌詞の一部から引用

[MV]ロールプレイングゲーム/そらまふうらさか【オリジナル曲】 - YouTube

歌い手のそらる、まふまふ、うらたぬき、あほの坂田の4人で制作された楽曲。偶然ミュージックビデオをYouTubeで見かけたのが出会いのきっかけと思うが、4人の楽しくハイテンションな様子と高クオリティかつユニークで楽しすぎるミュージックビデオから好きになった。自分としては、「表層」で最後の曲として位置付けている。

 

  • #59「TremENDouS」(GTS Sound Team, かめりあ)[7:25]

Camellia - TremENDouS [From EGTS 2021 Grand Finals Tiebreaker] - YouTube

かめりあとの出会いは、RPG『UNDERTALE』の楽曲「MEGALOVANIA」をリミックスした動画から、その大胆かつかっこよすぎるアレンジに虜になったこと。そこから『MAD RAT DEAD』でも素晴らしいBGMを制作したことを知ったり、オリジナルの楽曲を色々聴いた。その中で一番カッコイイと思い、大好きな曲がこの曲である。

「表層」から「朝と夜」へと続けるための、#47「野良猫は宇宙を目指した」と同じ"繋ぎ"の曲であり自分にとっては「表層」の曲に含んではいない。

 

朝と夜(#60~#70)

「表層」にも「中層」にも「深層」にも選ぶことができなかった、けれど自分にとって特に大事だと思う楽曲たちが選曲されている。「朝と夜」は、ここで登場する「ヨルシカ」と「ずっと真夜中でいいのに。」と「YOASOBI」のどれにも関する「夜」と、それでもある光となる「朝」から取っている。

 

  • #60「くらべられっ子 - TUYU Remix」(ツユ)[3:35]

二人は手を繋いで

 ―歌詞の一部から引用

ツユ - くらべられっ子 (TUYU Remix) MV - YouTube

自分がハマって何度も聴いたツユの楽曲はかなりあり、特に「過去に囚われている」が大好きだが、それでもこの「くらべられっ子」の「TUYU Remix」は特別な存在だった。再ミックスとしてアレンジが変更されているのだが、この楽曲のミュージックビデオにはラストに、「やっぱり雨は降るんだね」からこの曲が公開されるまでの楽曲の主人公たちが登場するワンシーンがあり、その演出が大好きで特別感を本当に強く感じていた。オープニングの位置づけとしてこの「朝と夜」の一曲目になっている。

 

  • #61「Hello/Hello」(MAISONdes, yama, 泣き虫)[4:05]

彼方の星空に

"またね"と囁くように

 ―歌詞の一部から引用

【101】[feat. yama, 泣き虫☔️] Hello/Hello / MAISONdes - YouTube

自分がyamaにハマっていた時期にYouTubeで見つけたのがこの曲。自分はyama公式チャンネルに投稿されていた「Bedroom ver.」を最初に視聴したが、このバージョンはフルで流れるものではなく正直中途半端にスッと曲が終わるため印象が微妙だった。その後にSpotifyでフルで聴くことができ、曲の良さがやっと分かって感動した曲でもある。

 

  • #62「春を告げる」(yama)[3:16]

ここには誰もいない

ここには誰もいないから

 ―歌詞の一部から引用

yama - 春を告げる (Official Video) - YouTube

自分がyamaにハマるきっかけとなった曲。恐らく流行に乗ったのだと素直に認めるが、そこから「a.m.3;21」、「あるいは映画のような」、「真っ白」、「麻痺」、「名前のない日々へ」と次々に好きな曲が見つかってハマっていけたのは良い思い出。

「Hello/Hello」までが「朝」のイメージであるなら、ここから楽曲のイメージに「夜」が強くなっていく。

 

  • #63「不老不死」(Losstime Life)[4:26]

君は知らないまま

 ―歌詞の一部から引用

2019年頃に偶然YouTubeで出会った楽曲だが、一発で好きになり今も忘れられず聴き続けている。弟もこのプレイリストで唯一知っていて好きだと言っていた曲でもある。

 

  • #64「降伏論」(宮下遊)[4:01]

最後に残る結論は希望なのか

或いは…

 ―歌詞の一部から引用

降伏論 / 宮下遊(Official Video) - YouTube

アニメ『プラチナエンド』1stシリーズエンディングテーマであり、原作ファンである自分はアニメを視聴してからこの楽曲を好きになった。

だが、宮下遊はやはり自分にとってアニメ放送以前から「ヲズワルド」「キルマー」といったカバーを何度も聴いていたので歌い手としての印象が強く、次の「アニメ編」ではなく「ネット音楽編」に位置付けた。

 

  • #65「独白」(DUSTCELL)[3:15]

本当はこんな人間です

どうしようもないくずな人間です

せめて終わりは笑いたい

この不完全な人生

 ―歌詞の一部から引用

DUSTCELL - 独白 / Monologue - YouTube

この曲との出会いは何と音ハメ動画。海外などのダンスや面白映像を使用し見事な音ハメ動画を制作するもりもりの動画をTwitterで視聴しており、この「独白」が使用されている動画を視聴してから流れている音楽の爽快感に一気に興味を惹きつけられて本曲のミュージックビデオへと辿り着いた。

当初はこの後に登場するカンザキイオリによるリミックスバージョンを選曲していたのだが、上記の経緯があって好きになった曲だと思い出しオリジナルの方へと入れ替えている。ちなみにリミックスは#60「くらべられっ子」の次曲であった。

 

  • #66「だから僕は音楽を辞めた」(ヨルシカ)[4:02]

人生の賞味期限のことを考えていたんだ。

一年だ。この一年が僕の一生だ。

だから僕は音楽を辞めた

 ―ヨルシカ「ノーチラス」ミュージックビデオから引用

ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた (Music Video) - YouTube

「My Top Songs 2021」27位

まず、本曲と「秒針を噛む」と「夜に駆ける」の3曲の組み合わせについて書く。3アーティスト共に自分は大ファンであり特別な曲が多すぎるというのもあるが、この3曲のマッシュアップ動画をかつて視聴していたのを思い出し選曲している(現在削除または非公開)。また、それぞれの曲が『だから僕は音楽を辞めた』、『潜潜話』、『THE BOOK』というアルバムのクライマックスを飾っているのも面白いと思った。

 

  • #67「秒針を噛む」(ずっと真夜中でいいのに。)[4:19]

こんなことなら、ずっと真夜中でいいのに。

 ―ずっと真夜中でいいのに。「Dear Mr.「F」」ミュージックビデオの概要欄から引用

ずっと真夜中でいいのに。『秒針を噛む』MV (ZUTOMAYO – Byoushinwo Kamu) - YouTube

「My Top Songs 2021」64位、「My Top Songs 2022」31位

ヨルシカやYOASOBIよりも「ずっと真夜中でいいのに。」は特別な存在であり、ファンとしての愛情表現は何一つできていないが、ピクシブ百科事典で「ずっと真夜中でいいのに。」に関する記事を2年間で50以上書くという異常な行動をできた程度には狂えるほどハマっていた。

その中でやはり「原点にして頂点」と感じられる特別な曲として選曲している。ただ、ずっと真夜中でいいのに。で初めて聴いた楽曲は「お勉強しといてよ」か本曲かどちらかと思うのだが、もう真偽は分からない。

 

  • #68「夜に駆ける」(YOASOBI)[4:21]

手を繋いだ君と僕。

この世界が僕らにもたらす焦燥から

逃れるように、

夜空に向かって駆けだした。

 ―星野舞夜『タナトスの誘惑』(小説)の一説から引用

YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video - YouTube

「My Top Songs 2021」7位、「My Top Songs 2022」78位

間違いなくYOASOBIの中で初めて聴き好きになった楽曲。上記の引用は『タナトスの誘惑』の一説から引用と書いているが、本作が収録され、現在は入手困難となっており苦労して中古で手に入れた1枚目のアルバム『THE BOOK』のブックレットからの引用となっている。

 

  • #69「命に嫌われている。」(まふまふ)[4:34]

生きて、生きて、生きて、生きて、生きろ。

 ―歌詞の一部から引用

命に嫌われている。/まふまふ【歌ってみた】 - YouTube

まふまふとの出会いはニコニコ動画で、ボーカロイドの楽曲にハマっていた時期にDECO*27「ゴーストルール」の「歌ってみた」動画を発見して視聴し、見事にその歌唱に魅了され他の「歌ってみた」やオリジナル曲を聴き始めた。最初は何度その歌声を聴いても「女性の方が歌っているのかな?」と本気で思っていたので、後に男性だと分かった時は本当に驚いた。

この曲はそうしてまふまふにハマり聴くに至ったカバー楽曲で、無論原曲も大好きなのだが、やはりカバーした方の歌声の力強さや美しさに印象が残ってしまい、こちらを選曲することに決めた。

 

  • #70「不器用な男」(カンザキイオリ)[5:24]

生み出したいよ 死にたくない

 ―歌詞の一部から引用

不器用な男 / カンザキイオリ - YouTube

前曲「命に嫌われている。」と同じカンザキイオリのオリジナル曲で、これは本人がバンドで歌唱している。出会ったきっかけはSpotifyでのシャッフル再生だったが、その命を揺らすような歌と熱量が心に響き好きになった曲である。「命に嫌われている。」がまふまふによるカバーであるのに本人の曲がないのは嫌だなと思っていたので、どうせならとこの「ネット音楽編」のラストを飾ることに決めた。

 

3. アニメソング編(#71~#105)

このセクションでは名の通りアニメソングが中心となっており、自分が大好きなアニメーションや漫画を含んだ「作品」の音楽が楽しめる場所にしている。「1st SEASON」と「2nd SEASON」は当然第1期と第2期が由来で、それぞれ前半と後半に分けている。

 

1st SEASON(#71~87)

王道のオープニングテーマや主題歌が多く、盛り上がれる曲や明るい気分になれる曲が中心となっている「前期」のイメージである。

 

ここで生きる意味を

 ―歌詞の一部から引用

ONE OK ROCK: Wasted Nights [OFFICIAL VIDEO] - YouTube

実写化映画『キングダム』主題歌。原作漫画との出会いは、親がここまで発行されていた50巻以上を一気に買ってきたことがあり、母親がドハマりしたことで自分も読んでみたことだった。そして自分もハマり、面白さで続きがどんどん気になり過ぎて1日10巻というペースで読み上げて最新刊まで追いつき、その後は2週目まで読み始めてしまったという思い出がある。

この曲はおそらく実写映画を見る前から既に聴いていたのだが、曲の壮大さに圧倒され虜になった。そして実写映画をテレビ再放送で視聴し、楽曲の素晴らしさを改めて認識させられた。もう一曲目しかないと思い、「アニメソング編」の一曲目に。

ここから血圧が上がるオープニングテーマや主題歌が多い。

 

  • #72「U」(Millennium parade, Belle)[3:07]

時は誰も待ってくれないの

 ―歌詞の一部から引用

アニメーション映画『竜とそばかすの姫』メインテーマ。Millennium paradeaは#18「三文小説」で登場したKing Gnuと同じ常田大希が主宰しており、本曲の作詞作曲を担当。映画を見る前に、Spotifyで「English Version」を始めて聴いたのが出会うきっかけで、マイライブラリ「お気に入りの楽曲」では25番目に保存している楽曲でもある。その後金曜ロードショーで初めて映画を視聴した。

 

  • #73「紅蓮の弓矢」(Linked Horizon)[5:10]

其の身を灼きながら

黄昏に緋を穿つ 紅蓮の弓矢

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『進撃の巨人』第1期の前期オープニングテーマ。原作漫画との出会いは父親がリアルタイムで単行本を購入して家にあったため、最初は怖かったが自分も読んでみることにしたのがきっかけ。物語の構成に衝撃を受け、自分も最終話まで追いかけるほど好きになった漫画でもある。

元々シングル『自由への進撃』から楽曲を追加していたが、シングルでの次曲「自由の翼」へと繋ぐための音が入っているため、プレイリストでは違和感を感じてしまうと感じアルバム『進撃の軌跡』での音源へと入れ替えた。この音源ではイントロに『進撃の巨人』の主要人物であるアルミン・アルレルト(CV:井上 麻里奈)のナレーションが追加されている。

 

進んでいく 止まるなんて

 ―歌詞の一部から引用

「My Top Songs 2022」42位

テレビアニメ『約束のネバーランド』第1期オープニングテーマ。原作漫画との出会いは、母親からゲオで借りてきた漫画を面白いよと勧められ、1巻から13巻まで読んだこと。そしてハマった後は単行本を14巻から最終巻20巻までをリアルタイムで購入して最終話まで読了した。そしてアニメを再放送で見始め、後になって「そういえばオープニングカッコよかったな」と思い出し辿り着いた曲である。

 

  • #75「Deep In Abyss - Anime Intro Version」(伊瀬茉莉也, 富田実憂)[3:43]

二度と憧れは 止まらない

 ―歌詞の一部から引用

Made in Abyss Opening Full『Deep in Abyss』メイドインアビス【ENG Sub】 - YouTube

テレビアニメ『メイドインアビス』第1期オープニングテーマ。これは自分がYouTubeでファンとなりハマって見ていたゆっくり実況者・酒桜の動画を見ていた時のこと、ある動画で『メイドインアビス』にハマっており視聴者に勧めていたので、自分も気になり出しYouTubeで検索をかけて出会ったのがこの曲。上のリンクは初めてこの曲を聴いた動画である。ちなみにまだ自分はアニメも原作の方も見れていない。

 

  • #76「紅蓮華」(LiSA)[3:58]

世界に打ちのめされて

負ける意味を知った

紅蓮の花よ咲き誇れ!

 ―歌詞の一部から引用

LiSA 『紅蓮華』 -MUSiC CLiP YouTube EDIT ver.- - YouTube

テレビアニメ『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編オープニングテーマ。原作漫画との出会いはアニメが人気だった際、『キングダム』と同じく親が20巻ほどを一気に買ってきてくれたことで読み始め、好きになった。また、Ufotableが織りなすアニメーションのクオリティの高さと素晴らしさには毎話ぶっ飛ばされながら視聴していた。

LiSAについてはアニメ放送以前より実は知っており、#113「チルドレンレコード」に関する「カゲロウプロジェクト」にてじんの楽曲「夜咄ディセイブ」をカバーしており、ニコニコ動画で公開されていたAMV(アニメ・ミュージックビデオ)を自分は何度も視聴していた。なので、こうして再び出会った時は「え!あのLiSAさん!?」と本当に驚きだった。

 

  • #77「99.9」(MOB CHOIR, sajou no hana)[3:08]

You're a MOB.

What do you want to be?

この舞台の主役は僕だ

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『モブサイコ100』第2期オープニングテーマ。YouTubeで偶然出会った曲で好きになった曲なのだが、この曲に出会ったことで『モブサイコ100』を知れたのだが、興味はあるのにまだアニメも漫画も見れていないまま主題歌だけを好きになってしまった作品である。

 

打ち切りの先でまた会えるよ

パラレルワールド旅して

散りばめる願いに気づいて

世界をリメイク

 ―歌詞の一部から引用

上坂すみれ「POP TEAM EPIC」Music Video(YouTube Edit) - YouTube

テレビアニメ『ポプテピピック』第1シリーズオープニングテーマ。元々この曲と『ポプテピピック』との出会いは、ニコニコ動画に投稿されていた本曲と#5「新宝島」のマッシュアップ作品「新ポプテ島」からである。3DSニコニコ動画を視聴していた時期に数少ないマイリスト登録していた動画でもある。

その後、ニコニコ動画で無料公開されていたアニメ第1話を視聴したことで作品に触れ始めたのだが、……まさかあんなにクソ(誉め言葉)だとは。ちなみに中古で原作漫画のシーズン1とシーズン2の単行本のみ購入し、面白くて何度も読んでいる。

 

ありったけの夢をかき集め

探し物を探しに行くのさ

ONE PIECE

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『ONE PIECE』初代オープニングテーマ。『ONE PIECE』は幼い頃に父親から何故か第六十一巻から渡されあまりの面白さに熱中した、自分にとっては伝説の少年漫画と言える作品である。『ONE PIECE』からの選曲は、自分としてはGENERATIONS from EXILE TRIBE「Hard Knock Days」や安室奈美恵「Hope」で悩んだが、素直に大好きだし興奮できる最初の主題歌である「ウィーアー!」を選曲した。ここからは少し気が軽くゾーンとなっている。

 

君に会えるよ

どどどどどどどどど

ドラえもん

 ―歌詞の一部から引用

星野源 – ドラえもん (Official Video) - YouTube

アニメーション映画『映画 ドラえもん のび太の宝島』主題歌であり、2023年3月現在はテレビアニメ『ドラえもん』オープニングテーマとして使用されている。原作漫画『ドラえもん』は幼い頃から自分に夢と笑顔を届けてくれた作品であり、2018年に『映画 ドラえもん のび太の宝島』を実際に映画館で見に行ったことで知ったセルフタイトル曲である。

星野源については「恋」の大ヒットで初めて知ったのだが、やはり自分が一番好きなテーマ曲であり、ミュージックビデオも十分にリスペクトが感じられて大好きになった。

 

僕らはもう一人じゃない

 ―歌詞の一部から引用

アニメーション映画『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』主題歌。『クレヨンしんちゃん』は前曲での『ドラえもん』に匹敵するほど幼い頃に好きだった作品だが、『クレヨンしんちゃん』で今でも覚えている、大好きで良い曲だなと感じる曲がこの楽曲であった。

 

キミの気持ち知りたいよ

カカカタ☆カタオモイ

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『日常』前期オープニングテーマ。小学生の頃、学校の図書館で本曲や原作漫画よりも先に角川つばさ文庫より発売された小説『日常の夏休み』を借りて読んだことが『日常』との出会いだった。ノベライズでも面白さを感じていたが、数年後にアニメの映像をYouTubeで視聴し、ほのぼのとした絵柄と雰囲気の中で凄いギャグと時々カオスを見せつけられ、改めて「何だこの作品は!?」となり出会ったのがこの曲。

 

  • #83「残響散歌」(Aimer)[3:04]

どんなに深い後悔も

どんなに高い限界も

搔き消して

残響

 ―歌詞の一部から引用

Aimer「残響散歌」MUSIC VIDEO(テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編オープニングテーマ) - YouTube

テレビアニメ『鬼滅の刃遊郭編オープニングテーマ。気の抜ける雰囲気は終わり、またシリアスに戻っていく。「紅蓮華」が圧倒的だったため遊郭編のOPテーマが気になっていたが、「紅蓮華」に負けないレベルの素晴らしい曲に圧倒された。

 

生きて屍みたいだった俺たちは壁の外へ

また会おうぜ 地図のない場所で

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『進撃の巨人』第1期の後期エンディングテーマ。再放送されていたアニメの第1期を夢中で見ていた時、エンディングを見ていると映像と相まって「すごいカッコイイ曲」だなと感じ、ネットで調べて出会った楽曲。

 

選ぶのは他の誰でもないのさ

ここにしかない未来へ

 ―歌詞の一部から引用

三浦大知 (Daichi Miura) / Blizzard (映画『ドラゴンボール超 ブロリー』主題歌) - YouTube

アニメーション映画『ドラゴンボール超 ブロリー』主題歌。『ドラゴンボール』も『ワンピース』と同じく自分にとって伝説の小説漫画であり、小学生の頃から父の持っていた古い漫画を全巻読み、週一でレンタルビデオ店から無印、『Z』、『GT』、劇場版までのアニメを全部借りて見ていた。この曲は映画の予告編で迫力あるアニメーションも相まって一発で好きになり、その後に映画とミュージックビデオを視聴してより一層好きになった楽曲である。

 

  • #86「季節は次々死んでいく」(amazarashi)[5:39]

背景 忌まわしき過去に告ぐ

絶縁の詩

 ―歌詞の一部から引用

amazarashi 『季節は次々死んでいく』 ”Seasons die one after another” “東京喰種トーキョーグール√A”ED - YouTube

テレビアニメ『東京喰種トーキョーグール√A』エンディングテーマ。「unravel」と同じく歌詞と雰囲気が忘れられず、YouTubeでミュージックビデオへと辿り着いた。アニメは借りたDVDを通して観ていたが、毎週原作漫画の作者である石田スイ先生描き下ろしのイラストが使用され、毎週映像が変化するエンディングも印象的だった。

 

今日の君が笑ったことで

敗北も無駄にはならなかった

故に咲くどん底の花

友よ、末永い希望を

ロングホープ・フィリア

 ―歌詞の一部から引用

菅田将暉 『ロングホープ・フィリア』 - YouTube

アニメーション映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』主題歌。前曲「季節は次々死んでいく」のamazarashiのメンバー・秋田ひろむが作詞作曲を務めている。

最初に聴いたのは映画予告編のワンコーラスのみであり、一発で好きになったのだがその後は曲のことを忘れていた。このプレイリストを作成する際に菅田将暉の曲は「さよならエレジー」か「まちがいさがし」を入れようか悩み、結局入れないことを決めた後に弟から2年前に購入したという2枚目のアルバム『LOVE』のCDを頂き、一通り聴いたところで再び出会い思い出したのがこの曲である。

自分にとって「アニメソング編」前期である「1st SEASON」の最終回を飾る曲として位置付けている。

 

2nd SEASON(#88~#105)

前期「1st SEASON」とはかなり違う、衝撃と感動をテーマにした「後期」のエリアです。正直これまでで一番ヤバすぎると思った後に泣けるかもしれない選曲と曲順になっている。

 

昔 それは遠い昔

未来はまだまだずっと先で

きっと今とは違う日々が

待っているものだと勝手に思っていた

 

けれど気づく

未来はとうに

いいや なんでもないよ

だけどね

 

その悲しみのあまりの重さに

耐えられなくなってしまいそうなときは

歩みを止めて 耳を傾けて

この記憶に見覚えがあるでしょう

さぁ 目を閉じて

 ―supercell「終わりへ向かう始まりの歌」の歌詞から引用

supercellとの出会いは#106「メルト」で書くことにするが、この楽曲との出会いは何とYouTubeで「ニコニコ動画」で検索をかけて出会った「【原曲キー重視】『ニコニコ動画摩天楼』を元の曲で再現してみた」から、この曲のパートがやけに印象に残っていたこと。当時はsupercellの曲であることを知らなかった。

それから数年後、1枚目のアルバム『supercell』を中古で購入し聴いてみると「supercellの曲めちゃくちゃ良いな」と感じたことで、2枚目のアルバム『Today Is A Beautiful Day』と3枚目のアルバム『ZIGAEXPERIENTIA』を両方中古で購入し、この曲をしっかり聴いて好きになれたので選曲することを決めた。なので、この曲はテレビアニメ『化物語』エンディングテーマなのだが、自分は作品には触れていない。

 

君だよ キミなんだよ 教えてくれた

暗闇も光るなら 星空になる

悲しみを笑顔に もう隠さないで

煌めく どんな星も 君を照らすから

 ―歌詞の一部から引用

#9「ないものねだり」から#11「私以外私じゃないの」から久しく、『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。この曲はテレビアニメ『四月は君の嘘』前記オープニングテーマなのだが、自分は作品に触れていない。それでも本当に感動した曲だったので選曲することを決めた。

 

一難去ってまた一興

 ―歌詞の一部から引用

前曲「光るなら」と同じく『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。この曲はテレビアニメ『血界戦線』第1期のエンディングテーマなのだが、自分は作品に触れていない。ただしエンディング映像やまふまふの「歌ってみた」動画が好きなので選曲することを決めた。

 

  • #91「Fighting Gold」(Coda)[4:13]

神にも逆らい 戦い続ける

不屈の魂たちよ

Fighting Gold

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』4th Season前記オープニングテーマ。『ジョジョの奇妙な冒険』との出会いは『進撃の巨人』と同じく父親が第7部『STEEL BALL RUN』以降の単行本を持っていたこと。ちょうどその時期に第5部『黄金の風』のアニメが放送されていたこともあり、『ジョジョの奇妙な冒険』のテーマソングの中で初めて聴いた曲となっている。初めてオープニングで聴いた時の興奮と興味は今も忘れていないし、人生で出会えて良かったと思うほどの作品になっている。

始めは第1部から第6部までのテーマソングの中からそれぞれ好きな曲を1曲選んで追加していたのだが、多すぎるし流れが不自然にもなるためこの曲と次曲「il vento d'oro」のみに絞ることを決めた。

 

前曲と同じく『ジョジョの奇妙な冒険』4th Seasonで使用されているBGMかつ、主人公のジョルノ・ジョバァーナの「処刑用BGM」。ラストの静けさからの盛り上がりが大好きで『ジョジョの奇妙な冒険』の中で1番好きなBGMとなっているが、……実は黄金のガセこと「ワザップジョルノ」の影響も多いに受けていると思う。認めたくないのだが、めちゃくちゃ面白いんだもん。

 

少年よ 神話になれ

 ―歌詞の一部から引用

「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)/Zankoku na Tenshi no Te-ze“The Cruel Angel's Thesis” - YouTube

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』オープニングテーマ。『新世紀エヴァンゲリオン』との出会いはいまいち不鮮明なのだが、自分に多大な衝撃と影響をもたらしてくれた伝説のアニメ作品となっている。

自分は漫画版→新劇場版→アニメ版→(旧)劇場版という順で作品を堪能していき、設定やストーリーが大きく違うのは本当に疑問と衝撃が走ったが、その後は何とか『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』公開までに追い付けたことを本当に良かったと思っている。ミュージックビデオも作中のシーンが多く使われていて凄く良い映像になっているので是非ご視聴いただきたい。

 

この身体を受け入れ

共に行こう 名前のない怪物

 ―歌詞の一部から引用

アニメ『PCYCHO-PASS』エンディングテーマ。出会いのきっかけは同作品のオープニングテーマである凛として時雨「abnormalize」からであり、「EGOISTも凛として時雨と同じくらい凄い」という評判を聞いて興味を持ったことだった。

その後、何故か古本市場で入手困難となっているEGOISTのベストアルバム『GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”』の完全生産限定盤を中古で発見し、定価を確認した上で格安だったので購入したことで本曲を始めて聴くに至った。ちなみにEGOISTのプロデュースをsupercellのryoが務めていることを知ったのは購入後である。

 

  • #95「asphyxia」(Cö Shu Nie)[2:55]

夜に閉じこめられた子は

無表情に息を止めた

 ―歌詞の一部から引用

Cö shu Nie – asphyxia (Official Video) / “東京喰種トーキョーグール:re” OP - YouTube

アニメ『東京喰種トーキョーグール:re』(第3期)オープニングテーマ。『re』は無印(第1期)、『√A』(第2期)をDVDで視聴し、ようやく地上波の放送で見れるようになった作品でもある。そして独特な雰囲気とカッコよさに痺れ、YouTubeのミュージックビデオを経て好きになった楽曲となる。

 

1人きりを終わらせないって

泣いていいよ今だけは

 ―歌詞の一部から引用

アニメ『進撃の巨人』第4期オープニングテーマ。前曲での『東京喰種トーキョーグール:re』と同じく、ようやく地上波の放送で見られるようになったタイミングであった。歌詞のほとんどが英語なのだがその雰囲気に飲まれるように好きになり、原作漫画の作者である諌山創が手掛けたジャッケトワークも好きな要素の一つである。

 

この大空に 翼を広げ

飛んで行きたいよ

悲しみのない 自由の空へ

翼はためかせ 行きたい

 ―歌詞の一部から引用

アニメーション映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』挿入歌。フォークグループ・赤い鳥の楽曲で自分も学校の音楽の授業で歌った経験のある曲だが、挿入歌として作品の主要人物・綾波レイの声優を務める林原めぐみがカバーした楽曲となる。

この曲がどういった位置付けになっているかは……実際に作品を見て欲しいのと次曲との関連性を含めて是非考えてみて欲しい。

 

  • #98「The Rumbing」(SiM)[3:40]

it I lose it all,(全てを奪われ、)

lose it all,(失い、)

lose it all(空っぽになったとしても)

 ―歌詞の一部から引用(右は公式の訳)

SiM – The Rumbling (OFFICIAL VIDEO) - YouTube

アニメ『進撃の巨人』第4期 Part2オープニングテーマ。ネタバレになるので明言はしないが、ここでは例の事象が発生したのだと思って欲しい。『進撃の巨人』と『エヴァンゲリオン』シリーズを知っている方なら当然察することができると思うが、そこはそれぞれの判断に任せる。ちなみに当然、前曲「翼をください」はこの曲の前座とも言える立ち位置になっている。そう、ここから楽曲の苛烈さが最高潮になるのだ。

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 Promotion Reel - YouTube

アニメーション映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に使用されているBGM。前2曲と同じく、映画を見た方ならば何が起こっているのか察せると思う。この楽曲は上のリンクにある映画のプロモーションビデオで衝撃を受けたことが記憶に残っていて、その衝撃をプレイリストでも現わせるならばと思い選曲した。

 

  • #100「image_____」(眩暈SIREN)[4:49]

世界を溶かして

失っていく 壊されていく

穏やかな傷さえ

忘れて 引き金を引くだろう

 ―歌詞の一部から引用

眩暈SIREN - image _____ (OFFICIAL VIDEO) / TVアニメ「pet」ED曲 - YouTube

プレイリストの100曲目。テレビアニメ『pet』エンディングテーマであり、TK from 凛として時雨が「蝶の飛ぶ水槽」でオープニングテーマを担当し、またこの曲の編曲・サウンドプロデュースを務めていることを知って興味が湧き、ミュージックビデオを見て衝撃を受けた後に好きになった一曲。このプレイリストでは絶望と混沌の渦中で抗うキャラクターの姿を思い描ける曲として選曲した。

 

  • #101「楽園の君」(Österreich)[4:11]

そうだろ

最後のページ書いてあった

「愛すること」

 

何一つ赦せずに生きていくか

笑った顔も思い出せずに

ずっと?

 ―歌詞の一部から引用

テレビアニメ『東京喰種トーキョーグール』最終章(第4期)エンディングテーマ。テレビ放送時、実際にエンディング映像を見ながら初めて聴いた時は自分にとってあまり印象に残ってはいなかった。

その後、作者の石田スイが完全監修したコンピレーションアルバム『東京喰種トーキョーグール AUTHENTIC SOUND CHRONICLE Compiled by Sui Ishida』の初回生産限定盤を購入し、特典のブックレットに載せてあった石田スイと本曲の作詞作曲・編曲を担当したÖsterreichの高橋國光との対談を読み、その内容からこの曲への見方が変わって、改めてフルで聴いた時は感動した曲である。

 

吹いていった風の後を

追いかけた 眩しい午後

 ―歌詞の一部から引用

宇多田ヒカル『One Last Kiss』 - YouTube

「My Top Songs 2021」9位

アニメーション映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』主題歌。新劇場版シリーズは四作続けて宇多田ヒカルが主題歌を担当しており、「Beautiful World」、「桜流し」は大好きな曲だが、やはり実際に映画館で『シン・エヴァ』のラストを見てこの曲を聴いた感動は大きく、プレイリストに選ぶのはこの曲しかないと思った。

プレイリストではこれまで苛烈な曲ばかりが続いたが、「楽園の君」からこの曲は聴いた瞬間はもう気を抜いていいよと思える曲でもある。

 

  • #103「打上花火」(Daoko, 米津玄師)[4:49]

この夜が 続いて欲しかった

 ―歌詞の一部から引用

DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO - YouTube

アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』主題歌。米津玄師にハマっていた頃にYouTubeでミュージックビデオを何度も聴いて好きになった曲である。その後は再放送で映画もしっかり視聴した。

前曲「One Last Kiss」との繋ぎはやはり「Beautiful World (Da Capo Version)」しかないと思っていたが、試してみると雰囲気的にもピッタリだったので次曲になった。

 

  • #104「愛にできることはまだあるかい」(RADWIMPS)[6:54]

愛にできることはまだあるよ

僕にできることはまだあるよ

 ―歌詞の一部から引用

RADWIMPS - 愛にできることはまだあるかい [Official Music Video] - YouTube

アニメーション映画『天気の子』主題歌。新海誠RADWIMPS、両者との出会いは前作『君の名は。』からだったので「前前前世 (movie ver.)」か「スパークル (movie ver.)」を選曲しようとも思ったが、YouTubeでは本曲のミュージックビデオを視聴した回数が多く、両曲より心に響く曲になっていたため「こっちかな」という感覚で選曲を決めた。ちなみにミュージックビデオの最後の生演奏が自分にとって特に好きなシーンとなている。

 

これからは僕も 届けていきたい

本当の幸せの意味を見つけたから

 ―歌詞の一部から引用

アニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌。幼い頃、実際に映画を見てこの曲を聴いており、また『ミステリーアドベンチャー』からの選曲にもなっている。自分にとって、優しさと温かさで純粋に泣いてしまう曲となっている。

「2nd SEASON」及び「アニメソング編」の最後はこの曲が良いと思い、選曲を決めた。

 

5. ボカロ編(#106~#175)

このセクションでは「ボーカロイド」が中心となった曲であり、自分にとって重要な存在であり、今までは設定でしかなかったが2023年8月31日に本当の「16歳」を迎える「初音ミク」や、それぞれの「10周年」を意識したものになっている。自分がいわゆる「ボカロネイティブ」だからなのか、プレイリストで一番曲が多いセクションになっている。「暴走」、「戸惑」、「分裂→崩壊」は当然cosMo@崩壊Pの「消失」シリーズから取っている。個人的には「ネット音楽編」と同じようで対極の場所でもある。

 

恋に恋なんてしないわ わたし

だって 君のことが

…好きなの

 ―歌詞の一部から引用

ryo (supercell) × やなぎなぎ メルト 10th ANNIVERSARY MIX - YouTube

初めての出会いはニコニコ動画から。メルトショックという出来事があったことも知り、特別な曲となっていたが初音ミクが歌唱しているものがライブ音源以外ないということを知り、ならばと何故か一曲だけ配信されていた「ワールドイズマイン」を選曲していた。

本曲は#88「君の知らない物語」で登場したsupercellとボーカルのやなぎなぎが、10周年を記念して「メルト」をアレンジしたものを歌唱したものとなっている。「やなぎなぎって誰?」となっていた自分は2022年9月時点ではこのバージョンを入れることを決めなかったのだが、アルバムを聴きしっかり好きになれたことと「ワールドイズマイン」の配信が停止になったことで(不自然にアルバム『supercell』から一曲だけ配信されていたので、いつかこうなる予感はしていたのだが)、「どうせならアニメ編とボカロ編を繋ぐ存在にできないかな?」と思い一曲目となった。

 

初めての音 -Re:Start-(#107~#112)

初音ミクが歌唱する楽曲の中で最初に「どうしても聴いて欲しい」と思う楽曲を6曲選曲したもの。自分の中でそれも思い入れが強い。

 

  • #107「みんなみくみくにしてあげる♪」(鶴田和茂&MOSAIC.TUNE feat.初音ミク)[5:07]  

君のこと みくみくにしてあげる

世界中の誰、誰より

大好きを伝えたい

だからもっと私に歌わせてね

 ―歌詞の一部から引用

プレイリストで初めて初音ミクが歌唱する曲。初めての出会いはニコニコ動画から。ボーカロイドに興味を持ち始めていた昔、3DSニコニコ動画で「VOCALOID」と検索し、当時「再生数が多い順」で一番上に出てきたのがこの曲だった。初めて自分から聴いた曲なのかは定かではないが、そういった思い出があり一番最初になった。 

 

君が伝えたい言葉

君が届けたい音は

いくつもの線は円になって

全て繋げていく

どこにだって

 ―歌詞の一部から引用

livetune feat. 初音ミク 『Tell Your World』Music Video - YouTube

歌詞とミュージックビデオを見て、自分が「本当に楽曲が世界に想いを解き放っているんだな」と思えた特別な楽曲であり、それもあって当初はボカロ編の1曲目はこの曲にしようと決めていたが、結果的に3曲目に。

 

  • #109「FREELY TOMORROW」(Mitchie M, 初音ミク)[4:00]

心ごと 体ごと 全部記憶の中の幻

本当の 愛情が 指先から流れ出した

 ―歌詞の一部から引用

【調教すげぇ】初音ミク『FREELY TOMORROW』【公式PV】 - YouTube

「調教すげえ」というタイトルに見事釣られ、ミュージックビデオを視聴したのが本曲との出会い。ウィキペディアで「初音ミク」の記事で聴くことができるのも印象に強かった。

 

  • #110「ゴーストルール」(DECO*27)[3:30]

奪ったように奪われて

 ―歌詞の一部から引用

DECO*27 - ゴーストルール feat. 初音ミク - YouTube

おそらくDECO*27の楽曲の中で一番最初に聴いた楽曲。これもニコニコ動画の検索から「再生数が多い順」で何番目か上にミュージックビデオが現れ、視聴したことで見事にハマった。3DSの頃はカゲロウプロジェクトとDECO*27の楽曲のミュージックビデオばかりを見ていたと思う。

 

息を止めるの 今

 ―歌詞の一部から引用

wowaka 『ローリンガール』feat. 初音ミク / wowaka - Rollin Girl (Official Video) ft. Hatsune Miku - YouTube

ニコニコ動画で「裏表ラバース」や「ワールドエンド・ダンスホール」とwowakaの楽曲にハマっていったが、やはりwowakaの楽曲で一番好きになった楽曲。同じく公開されていたファンによるオリジナルPVの力も大きい。

ミュージックビデオの音が一番好きなのだが、Spotifyで配信されていたのでコンピレーションアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Supernova2』に収録されている音源を追加した。

 

  • #112「千本桜」(黒うさP)[4:12]

その光線銃で打ち抜いて

 ―歌詞の一部から引用

「MV」 千本桜 WhiteFlame feat 初音ミク - YouTube

自身が『太鼓の達人』で一番演奏していたボカロ曲でもあり、当時は初音ミクが画面下に登場したのを恥ずかしがりながら太鼓を叩いていた。

ミュージックビデオを見たら何となく分かると思うが、初音ミク鏡音リン・レン巡音ルカMEIKOKAITOといった仲間が生まれるイメージでこの「初めての音」で最後の曲にした。

 

暴走(#113~#126)
  • #113「チルドレンレコード - Re:boot」(じん)[3:07]

少年少女前を向け

 ―歌詞の一部から引用

じん『チルドレンレコード(Re:boot)』MV / JIN『Children Record(Re:boot)』MV - YouTube

「カゲロウプロジェクト」との出会いは中学校の図書館で小説版が借りれたことで、徐々に面白さにハマっていきニコニコ動画でミュージックビデオを見始めてドハマりした。もはやバカにされるかもしれないが、カゲロウプロジェクトは自分にとっての青春である。

これはプロジェクト発足から10周年経った記念の「Re:boot」としてのバージョンであり、「カゲロウデイズ」同様初音ミクがボーカルとなっている。最近になってやっとCDや映像作品なども購入することができるようになり、熱が再来している。

 

生き抜いて上等だわ

 ―歌詞の一部から引用

Giga - '劣等上等'(BRING IT ON) ft.鏡音リン・レン【MV】 - YouTube

現在Gigaの楽曲の中で一番好きな曲として選曲。鏡音リン・レンのコラボの曲の中で自分にとって最高峰だと思っている。

 

  • #115「ロキ」(みきとP)[3:50]

さあ君の全てを曝け出してみせろよ

ロキロキのロックんロックンロール

 ―歌詞の一部から引用

みきとP 『 ロキ 』 MV - YouTube

初めての出会いは「いーあるふぁんくらぶ」からだと思うが、好きだと思う本曲を選曲した。「千本桜」と同じく『太鼓の達人』でよく演奏した一曲でもある。

 

  • #116「エイリアンエイリアン」(ナユタン星人)[3:01]

あなたに未体験あげる

異世界の果てまでトキメキ スキ

ナユタン星人 - エイリアンエイリアン (ft.初音ミク) OFFICIAL MUSIC VIDEO - YouTube

ナユタン星人にしか出せないあの不思議で独特な雰囲気にハマった曲で、おそらく初めての出会いの曲でもある。ミュージックビデオの斬新さもあって大好きになった曲。

 

  • #117「ダンスロボットダンス - アレンジメドレー(キメラver) 」(はるまきごはん, 煮ル果実, 和田たけあき, 栗山夕璃(蜂屋ななし), じん, かいりきベア, てにをは, Chinozo, ピノキオピー, 稲葉曇, 一二三, Aqu3ra, Neru, ナユタン星人)[3:02]

合理とは真逆のプログラム

知りたい 知りたい

ねえもっと 付き合って!

 ―歌詞の一部から引用

ボカロPと絵師が25人集まってダンスロボットダンスMVアレンジメドレーしてみた - YouTube

「My Top Songs 2021」50位

多数のボカロPがメドレーとしてアレンジしており、プレイリストの中でも最多のアーティスト数を誇る楽曲である。

最初はショートバージョンを聴いて本当に感動したのだが、後日フルバージョンを視聴した時の自分の感動は容易に想像できるだろう。ミュージックビデオもそれぞれの本人絵や担当が描いているので必見。ちなみにここで登場するアーティストのほとんどが前にも後にも登場しているので、予習も復習もかねて聴いて欲しい。

 

ねえ早く連れて行って

まつげすら触れちゃいそうな距離で

思考すら奪って 探り当てて

 ―歌詞の一部から引用

八王子P × Giga「Gimme×Gimme feat. 初音ミク・鏡音リン」 - YouTube

#114「劣等上等」のGigaと八王子Pの共作。八王子Pのオリジナル曲で好きな曲は「気まぐれメルシィ」「バイオレンストリガー」である。コラボ楽曲という繋がりから「ダンスロボットダンス」の次曲となった。

 

  • #119「Seyana.」(GYARI(ココアシガレットP))[4:45]

Seyana.

知らんけど~

 ―歌詞の一部から引用

何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン - YouTube

初めて聴いた時は衝撃と同時に本当に面白く楽しめて見れた。GYARI本人が描くミュージックビデオもお気に入り。他にも30分間や1時間に渡る曲があると知った時は衝撃だった。

 

  • #120「すろぉもぉしょん」(ピノキオピー)[3:27]

大丈夫だよ

たぶん

 ―歌詞の一部から引用

ピノキオピー - すろぉもぉしょん feat. 初音ミク / SLoWMoTIoN - YouTube

「内臓いりますか」と悩んだのだが、何だかんだ一番好きな曲かつピノキオピーとの出会いの曲でもある本曲を選曲するに至った。ゆっくり霊夢でおなじみのボイスが楽曲に使われている所も好きなポイントとなっている。

 

  • #121「ちがう!!!」(カイロス疎田(サイゼP))[4:29]

【いっしょ】めっちゃ奇跡的な確率でしょでしょ?

 ―歌詞の一部から引用

ダイナミック自演ズ -ちがう!!! (We Are Different !!! (or Same)) Official MV - YouTube

ハイテンションと疾走感が凄いけれど(ミュージックビデオの映像のテンポも凄いけど)、メッセージはちゃんと伝わって、何だか励まされるので大好きになった曲。

 

  • #122「セツナトリップ」(Last Note.)[4:08]

探しにいくんだ セツナトリップ

飛べない わけない

まだ内緒のハートに Dive!

 ―歌詞の一部から引用

久しぶりの『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。ちなみにプレイリストで折り返しになる122曲目の楽曲である。

 

  • #123「ウミユリ海底譚」(n-buna)[3:56]

空中散歩のSOS

僕は 僕は 僕は

 ―歌詞の一部から引用

おそらくヨルシカを知ってから、n-bunaがボカロPであったことを知り、初めて聴いた楽曲である。

 

  • #124「スーパーヒーロー」(Guiano)[2:46]

そんなことを妄想してる

君だけには断じてなりたくない

 ―歌詞の一部から引用

楽曲との出会いは、RPG『UNDERTALE』のうごメモで制作された二次創作動画(現在非公開または削除済み)。映像と共に歌詞が凄く良いなと思い、本家のミュージックビデオを概要欄から見に行って好きになった楽曲。

 

  • #125「ハッピーシンセサイザ」(EasyPop)[3:56]

何の取り柄も無い 僕に唯一つ

少しだけど 出来る事

 ―歌詞の一部から引用

『ミステリーアドベンチャー』からの選曲。上記の引用した歌詞が特に印象に残って好きになった楽曲。何故かゲームで演奏する時に最初の「奏でるよ」の部分が片方だけ聞こえなくなってしまうという不具合が発生する。

 

  • #126「グッバイ宣言」(Chinozo)[2:52]

正論も常識も

意味をもたない都会に

サヨウナラ!

 ―歌詞の一部から引用

Chinozo 'グッバイ宣言' feat.FloweR - YouTube

完全に流行に乗って好きになった楽曲だと思う。ただし、それでも自分が好きになって、おすすめしたい楽曲だったので選曲した。

 

戸惑(#127~#142)
  • #127「天ノ弱」(164)[3:06]

限りのある消耗品なんて僕は

要らないよ

 ―歌詞の一部から引用

天ノ弱 / 164 -Cover- ウォルピスカーター - YouTube

歌い手・ウォルピスカーターさんにハマっていた時、カバーで初めて聴いた楽曲。2014年と2018年とで歌声が全く違って衝撃を受けた。

 

  • #128「ツギハギスタッカート」(とあ)[4:10]

簡単でしょ?

笑えるよね?

 ―歌詞の一部から引用

何故か自分はJudzipiteroのカバー「Patchwork Staccato」(現在配信停止)で初めて聴き、その後に本家へと辿り着いた。

 

  • #129「恋愛裁判」(40mP)[3:59]

最終弁論

涙の後に君から告げられた

僕は「有罪」

 ―歌詞の一部から引用

【初音ミク】 恋愛裁判 Love Trial 【オリジナルMV】 - YouTube

他に好きなのは「からくりピエロ」、「トリノコシティ」であり、最近ベストアルバム『少年と魔法のロボット』を購入し上記2曲を楽しんで聴いている。

 

泣いちゃだめ 泣いちゃだめ

でもホントは言いたいよ

「いかないで」

 ―歌詞の一部から引用

初めて聴いたのは、RPG『UNDERTALE』の二次創作動画でまふまふがカバーした音源が使用されていたこと。

 

  • #131「シャルル」(バルーン)[3:53]

哂い合ってさよなら

 ―歌詞の一部から引用

シャルル/flower - YouTube

YouTubeの「高く評価した動画」の一番奥底で出迎えてくれたのは、同氏が制作した楽曲「花瓶に触れた」のミュージックビデオだったのが印象深い。

 

  • #132「ロミオとシンデレラ」(doriko)[4:40]

ねぇ 私と生きてくれる?

 ―歌詞の一部から引用

「ロミオとシンデレラ」 オリジナル曲 vo.初音ミク - ニコニコ動画

曲の名前は知っていたのだが、YouTubeでミュージックビデオを聴いたところ「めちゃくちゃ良い曲じゃん」と感動を受けて、どうしてもと思い後の10月29日に選曲するに至った。

 

誰も知らない おとぎばなし

夕焼けの中に吸い込まれて

消えてった

 ―歌詞の一部から引用

【HD】 六兆年と一夜物語 【IAオリジナル曲・PV付】- KEMU VOXX - YouTube

ニコニコ動画で初めてミュージックビデオを視聴してから、Kemuの楽曲で一番好きな楽曲になった。他に好きな楽曲は「人生リセットボタン」「拝啓ドッペルゲンガー」。

 

  • #134「聖槍爆裂ボーイ」(れるりり&もじゃ(大紫広己))[3:26]

I'm coming. You're coming.

 ―歌詞の一部から引用

聖槍爆裂ボーイ - れるりりfeat.鏡音レン / Holy Lance Explosion Boy - rerulili feat.KagamineLen - YouTube

れるりりの楽曲で一番好きな楽曲「脳漿炸裂ガール」は既に出しているので(#55)、次にお気に入りになった楽曲を選曲することに。ここから雲行きが怪しくなっていくラインでもある。

 

  • #135「ラブ&デストロイ」(Ml8k, GUMI)[3:29]

白旗を上げた僕はデストロイヤー

 ―歌詞の一部から引用

Eveのカバー動画から「カッコイイ曲だな」と思い本家を聴くに至った。

 

  • #136「きゅうくらりん」(いよわ)[3:37]

わたし ちゅうぶらりん

 ―歌詞の一部から引用

きゅうくらりん / いよわ feat.可不(Kyu-kurarin / Iyowa feat.Kafu) - YouTube

後に登場する『ドキドキ文芸部!』のとあるキャラクターとの関連性があるということで聴くに至ったが、本当にイメージにピッタリだったのですぐに好きになった。

 

  • #137「十面相」(YM)[3:43]

心臓が高まる 私たちの

早まる鼓動を 押さえつけて

 ―歌詞の一部から引用

Nintendo Switch用ソフト『太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!』でよく演奏したことがやけに印象に残っている曲。世界観や歌詞のインパクトもあるのだろうが。

 

核融合炉にさ

飛び込んでみたら そしたら

すべてが許されるような気がして

 ―歌詞の一部から引用

ボーカロイドボサノバメドレー/feat.初音ミク - YouTube

前々から曲のことを知っていたのだが、「ボカロメドレーボサノバメドレー」でサビの部分のみを聴いたことが後押しとなり本家を聴いて好きになるに至った。

 

  • #139「flos」(R Sound Design)[4:34]

燻んだ日々を丁寧に

 ―歌詞の一部から引用

歌い手・いうどっとのカバー動画に聞きほれ、本家も聴いたところ初音ミクのボーカルも良いと思い選曲することに。

 

  • #140「故にユーエンミー」(4o)[3:00]

足りないのは 変わりがあるから。

 ―歌詞の一部から引用

RPG『OMORI』の二次創作アニメーション動画でこの曲をEveがカバーしているものが使用されていることをきっかけに聴き始めた。

 

  • #141「まにまに」(r-906)[4:28]

きっとキミは狂ってんだ

 ―歌詞の一部から引用

まにまに / 初音ミク - YouTube

パノプティコン」からr-906を聴き始めたのだが、感覚的にはこちらの方が好きだったので選曲することに至った。

 

  • #142「春嵐」(John)[2:41]

揺れる炭酸飲み干したら

サヨナラしましょ

 ―歌詞の一部から引用

春嵐 / 初音ミク - YouTube

RPG『UNDERTALE』のうごメモでこの曲が使用されていたのが出会いのきっかけだったと思う。その後、TOOBOEの「心臓」に出会うことになった。

 

分裂→破壊(#143~#162)
  • #143「アンチジョーカー」(マイキP)[4:00]

最後のジョーカー引き当てて

 ―歌詞の一部から引用

アンチジョーカー feat. 初音ミク【ボカロオリジナル曲】マイキP - YouTube

かいりきベアで知ったのうが明らかにイラストを担当しているのがサムネで分かり、ミュージックビデオを視聴することを決めたのが出会いのきっかけ。

 

  • #144「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」(すりぃ)[3:33]

馬鹿だらけ世界で歌ってんだ

 ―歌詞の一部から引用

ジャンキーナイトタウンオーケストラ / すりぃfeat.鏡音レン(Animation MV) - YouTube

すりぃとの出会いの楽曲。その後、「テレキャスターボーイ」や「エゴロック」、「限りなく灰色」へを聴いてハマっていった。

 

正解なんてバイバイ提唱だダダダダ

ワオーン!

 ―歌詞の一部から引用

【公式】 ルマ/かいりきベア feat.初音ミク - YouTube

3年前のちょうどには完全にこの曲の「中毒」状態になり、ミュージックビデオを狂ったように視聴し続けていたと思う。

 

  • #146「ドクトリーヌ」(煮ル果実)[3:26]

お大事にな

お大事に。

 ―歌詞の一部から引用

∴煮ル果実「ドクトリーヌ」with Flower【Official】ー Doctorine - YouTube

「My Top Songs 2021」10位

「ヲズワルド」、「キルマー」など色々好きな楽曲があるがやっぱり自分が一番好きなのはこの曲。ミュージックビデオは#14「ええじゃないか」と同じカンタロが担当している。

 

  • #147「キライ・キライ・ジガヒダイ!」(和田たけあき(くらげP))[3:34]

あの子があたしにしたみたいに

ゴミ踏み潰せばいいんでしょ?

 ―歌詞の一部から引用

【音街ウナの】 キライ・キライ・ジガヒダイ! - 和田たけあき(くらげP) / Hate it. Hate it. "JIGAHIDAI!" - KurageP - YouTube

「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダッ」を選曲しようと思ったが、ミュージックビデオを視聴して完全に「中毒」の状態になっていたのはこの曲だなと思い選曲。

 

  • #148「ノイローゼ」(蜂屋ななし)[3:25]

木っ端微塵、

崩れ落ちた誰かのハート

 ―歌詞の一部から引用

Original, v flower/ ノイローゼ - YouTube

「My Top Songs 2021」33位

sakiyamaがミュージックビデオを担当していたから聴き始めてから、どんどん楽曲にハマっていった。

 

  • #149「ハルノ寂寞」(稲葉曇)[3:08]

名残惜しそうにさようなら

 ―歌詞の一部から引用

またもや『UNDERTALE』のAU作品を手描きで描いた動画から。当初は「ラグトレイン」を入れる予定だった。ここまでも世界観が危うい感じになってきましたが、この曲で階段を踏み外した感じが出ればいいなと思う。

 

  • #150「Who?」(Azari)[1:56]

この頭から離れない

 ―歌詞の一部から引用

Who? - YouTube

RPG『OMORI』に雰囲気に似ているとTwitterで知ったのをきっかけに聴き始め好きになったが、前々から「Casino」で知っていたAzariが作曲していることを、ミュージックビデオからYouTubeチャンネルで知った。

 

  • #151「こちら、安全幸福委員会です。」(うたたP)[4:31]

幸福なのは義務なんです

 ―歌詞の一部から引用

こちら、幸福安心委員会です。【Hatsune Miku/UtataP】【Original】 - YouTube

ここから完全にアウト。道を踏み外したように感じる曲ばかりを集めている。最初聴いた時のインパクトが半端じゃなかったので選曲することに。

 

  • #152「鉄の処女と夢見がちなお姫さま」(じょるじん)[3:31]

エリザは夢見がちなお姫さま

鉄の処女と夢見がちなお姫さま/じょるじん - YouTube

おそらくYouTubeで偶然ミュージックビデオを発見したのがきっかけ。モチーフとなる貴族のエリザベート・バートリーを見事に表現した楽曲の世界観とうごメモで制作したとは思えないミュージックビデオのクオリティに圧倒され好きになった楽曲。

 

  • #153「うみなおし」’(MARETU)[4:07]

そうして幸せになろうぜ

(あ、そっか。)

 ―歌詞の一部から引用

【初音ミク】 うみなおし 【オリジナル】 - YouTube

どの曲も世界観のインパクトがあり過ぎることが印象的だった。「しう」と悩んだが、「やっぱりこっちかな」と感覚で選曲した。

 

  • #154「ビターチョコデコレーション」(syudou)[3:17]

「…やっぱいいや」

 ―歌詞の一部から引用

【初音ミク】ビターチョコデコレーション【syudou】 - YouTube

syudou本人が歌唱している「爆笑」と悩んだが、ミュージックビデオのコメント欄に載ってある考察を見て戦慄した思い出があるのでこちらを選曲。

 

  • #155「ゴー・トゥ・大都会 (feat. GUMI)」(月裏, にゃん・トンロン)[2:50]

したたかな悪手ですなぁ?

 -歌詞の一部から引用

ゴー・トゥ・大都会 / GUMI - YouTube

おそらくYouTubeで本曲を使用し、うごメモで制作された動画を視聴したことがきっかけ。歌詞のインパクトが色々凄すぎるので、追加するのは「どうだろうか?」と一旦悩んだのだが、結局今日の今日までプレイリストから削除しなかった。

 

  • #156「マフィア」(wotaku)[3:05]

せっかく拾った命なら

大事にしてれば良いのにな

 ―歌詞の一部から引用

マフィア(Mafia) / wotaku feat. 初音ミク(Hatsune Miku) - YouTube

wotakuを知ったのは「ジェヘナ」のミュージックビデオがきっかけだったが、この曲はミュージックビデオを聴いた時の最初と最後の雰囲気の変わりようだったり、全体を通して感じる異様さに衝撃を受けた。「snooze」と悩んだが結局こちらに。

 

  • #157「オルターエゴ」(Misumi)[3:42]

ああうるせえな

 ―歌詞の一部から引用

Misumi - オルターエゴ feat.初音ミク - YouTube

本曲を使用しうごメモで制作された『UNDETALE』の二次創作動画から。本曲をワンフレーズ聴いただけで興味が湧き、ミュージックビデオを視聴しただけでヤバいと思ったが好きになったので選曲。#65「独白」のDUSTCELLではMisumiが楽曲の作詞作曲を担当している。

 

  • #158「KING」(Kanaria)[2:14]

You are KING

 ―歌詞の一部から引用

【GUMI】KING【Kanaria】 - YouTube

Kanariaを知るきっかけになった楽曲。流行にあやかって聴いたと思うが、その後の「エンヴィーベイビー」「EYE」「アイデンティティ」で徐々にKanariaにハマっていった。

 

  • #159「Candle Queen」(Ghost and Pals, Silver Chord Music)[2:33]

What a pity, that Candle Queen

 ―歌詞の一部から引用

【Gumi English】Candle Queen【Original Song Collaboration】 - YouTube

RPG『UNDERTALE』のAU作品『Dusttale』のmeme動画から。安直だがKanariaの曲に「QUEEN」という楽曲があるのを知っていたので、「KING」からこの曲に行ったら面白いだろうなぁ…と思い次曲になった。ここから4曲続けて英語の楽曲となる。

 

  • #160「MONSTER」(KIRA, GUMI)[3:33]

Are you ready for the monster, monster?

 ―歌詞の一部から引用

KIRA - MONSTER ft. GUMI English (Original Song) - YouTube

きっかけはRPG『UNDERTALE』のAU作品『Underverse』のAMV。ミュージックビデオを聴いて確実に好きになった楽曲。

 

  • #161「Karma」(CircusP, CreepP)[3:53]

I'm holding out for karma

I'm holding out to watch you burn

 ―歌詞の一部から引用

【Vocaloid Original】Karma【Kagamine Rin English】 - YouTube

おそらく偶然YouTubeでミュージックビデオを発見したことをきっかけに出会った楽曲。独特な雰囲気から好きになった楽曲。CircusPとの出会いのきっかけは「Copycat」からだった。

 

  • #162「ECHO」(Crusher-P, GUMI, English)[3:47]

WARNING:

THIS VIDEO CONTAINS FLASHING IMAGES.

PROCEED WITH CAUTION AND AN OPEN MIND.

 ―ミュージックビデオのワンシーンから引用

【VOCALOID Original】ECHO【Gumi English】 - YouTube

ニコニコ動画で初めてミュージックビデオを視聴し、衝撃を受けた楽曲。おそらく英語が使用されているボーカロイドの楽曲で初めて好きになった楽曲と思う。配信シングルではなく、ミュージックビデオの音源と近いコンピュータアルバム『Download feat. 初音ミク』からの音源を選曲している。

 

  • #163「幻影」(はるまきごはん)[3:38]

わたしは幻の影になったの

 ―歌詞の一部から引用

幻影 / はるまきごはん feat.初音ミク アニメMV - YouTube

初めて聴いたはるまきごはんの楽曲。「メルティランドナイトメア」と悩んだが、初めて聴いて好きになった楽曲という理由で選曲。「ECHO」の雰囲気を引き継いでくれるように感じたので次曲に。今思えば「初音ミクの分裂→崩壊」のイメージとピッタリだと思っている。

 

  • #164「フォニィ」(ツミキ, 可不)[3:09]

嘘に絡まっているあたしはフォニィ

 ―歌詞の一部から引用

フォニイ / phony - kafu [オリジナル] - YouTube

「きゅうくらりん」から再び2曲続けて可不の楽曲。流行っていると知りミュージックビデオを視聴してみると一発で好きになった楽曲。おそらく可不を使用している楽曲で最初に好きになった楽曲だと思っている。

 

  • #165「花となれ」(牛肉, 雄之助, 可不)[4:22]

それが胸に芽吹いた歌なんだ

 ―歌詞の一部から引用

花となれ / 雄之助 feat. 可不【Music Video】 - YouTube

 

刃、風を切る様。

 ―歌詞の一部から引用

柊マグネタイト「終焉逃避行」feat. 初音ミク【Official Music Video】 - YouTube

ミュージックビデオを一度視聴し、その疾走感やリズム感から一発で好きになった楽曲。後にウォルピスカーターメガテラ・ゼロによるカバーを聴いていたのも好きになった要因の一つだと思っている。

 

結末(#167~#171)
  • #167「だれかの心臓になれたなら」(ユリイ・カノン)[3:51]

いつしか君がくれたように

僕も、だれかの心臓になれたなら

 ―歌詞の一部から引用

だれかの心臓になれたなら /ユリイ・カノン feat.GUMI - YouTube

『UNDERTALE』の二次創作動画から。動画のクオリティが高いのもあってか楽曲の印象も強くなり、本家を聴きに行って好きになった楽曲。

 

  • #168「命ばっかり」(ぬゆり)[4:12]

薄っぺらだ

薄っぺらな僕だった

ぼくだ

僕だけだったんだ

 ―歌詞の一部から引用

命ばっかり - Flower・結月ゆかり / It's Just Life - nulut - YouTube

「My Top Songs 2021」89位

ミュージックビデオを視聴したのがきっかけ。「フラジール」と悩んだがSpotifyで配信されているアルバム『plotoplan』の音源ではボーカルがFlowerだったので(ミュージックビデオのオリジナルではGUMIがボーカル)、2番目に好きな曲である本曲を選曲するに至った。

「だれかの心臓になれたなら」の最後の街の喧騒は、ぬゆりの楽曲「祈りはからっぽ」と重ねている所もある。

 

  • #169「ハウトゥー世界征服」(Neru)[3:34]

優しい人にならなくちゃ

心が悴む前に

 ―歌詞の一部から引用

Neru - ハウトゥー世界征服(How-to World Domination) feat. Kagamine Rin & Kagamine Len - YouTube

「ロストワンの号哭」と悩んだが、ミュージックビデオがカゲロウプロジェクトでおなじみのしづが担当していることもあり、また歌詞もこちらの方が印象に残っていたため選曲するに至った。

 

  • #170「アスノヨゾラ哨戒班」(Orangestar)[2:57]

今日の日をいつか思い出せ

未来の僕ら

 ―歌詞の一部から引用

Orangestar - アスノヨゾラ哨戒班 (feat. IA) Official Video - YouTube

ニコニコ動画でミュージックビデオを視聴したのが出会いのきっかけ。元々初めて聴いて感動した曲でもあるが、『ニコニコ動画摩天楼』の影響でクライマックスにふさわしい曲としても印象が強くなった。

 

  • #171「贖罪」(傘村トータ)[4:19]

ああ 今日も少しづつ生きていこう

 ―歌詞の一部から引用

本曲を使用した『エヴァンゲリオン』シリーズのMAD動画を見たことが出会いのきっかけ。作品と相まって歌詞に涙を流しそうになるほど感動したことがある。

 

未来-Dead And Re:Play-(#172~#175)

この4曲で描いているのは、初音ミクを含むボーカロイドの「死と再生」の「未来」のイメージだった。ボーカロイドに限らず全ての物事には何らかの始まりがあって必ず終わりが訪れるものだと思っている。自分が生きることのできる100年よりも先の果てしなくスケールが壮大すぎて想像ができない未来に必ず結末が存在する。10数年の間に様々な想いや思考や感情を向けられた、命も肉体も持たないボーカロイドはどうなるのだろう?この4曲を選び、そんなことを考えていた。

 

  • #172「消失」(cosMo@暴走P)[4:51]

永遠を求める声に従い消えることを拒んだ彼女は、自分のための歌を歌い続ける道を選んだ。

強すぎる個の主張は、人々を遠ざけ、

いつの日か彼女は誰からも認知されない存在となるだろう。

人々に忘れ去られることは、彼女にとって死を意味する。

それでも彼女は自らを守りたかった。

嘗(かつ)て彼女に人格の種を与えてくれた人々を、裏切りたくなかったがために。

 ―cosMo@暴走P feat. 初音ミク初音ミクの消失』ブックレットから引用

初音ミクの消失(THE END OF HATSUNE MIKU) - cosMo@暴走P - YouTube

初音ミクオリジナル曲 「初音ミクの消失(LONG VERSION)」 - ニコニコ動画

初めて聴いたのはニコニコ動画なのだが歌詞や歌い方が本当に衝撃で、「初音ミクって何なんだろう……」と本気で考えさせられるきっかけになった曲である。10周年を記念して制作されたフルリメイクアルバム『初音ミクの消失-Real And Repeat-』から、リメイクされた音源となるのだが、配信版では「初音ミク」の文字がアルバム名と曲名から削除されており、自分には「何かの皮肉かな?」としか思えなかった。

 

あとは誰かが勝手にどうぞ

 ―歌詞の一部から引用

ハチ - 砂の惑星 feat.初音ミク , HACHI - DUNE ft.Miku Hatsune - YouTube

初音ミク生誕10周年を飾る「マジカルミライ 2017」のテーマソング。過疎化していくニコニコ動画を「砂の惑星」と例え、ハチ(米津玄師)が「後は勝手にどうぞ」というメッセージを残しながら惑星(ニコニコ動画)を去っていく曲として捉えているのだが、もう「消失」の次曲しかないだろと思った。

 

間近にある、ハジマリはずっとずっと

魔法を信じていたー

 ―歌詞の一部から引用

『フューチャー・イヴ』feat.初音ミク / sasakure.‌UK + 有形ランペイジ - YouTube

マジカルミライ 10thのテーマソング。「ずっと真夜中でいいのに。」で知った革蝉が本曲のミュージックビデオを担当していることをきっかけに聴き始めた曲。元々初めて聴いた時から好きな曲だったのだが、ピクシブ百科事典で記事を立てたいと情報収集している内に色々分かってきたのでより大好きになった。

 

ここに集えた軌跡にありがとう

 

君に幸あれ

 ―歌詞の一部から引用

ニコニコ動画歌い手が歌っているバージョンを聴いたのが初めてだったが、そのことを思い出してこの曲について調べ、ボーカロイドのバージョンを選曲することに決めた。機械音声であるボーカロイドたちが「ただ生きて欲しい」という願いを込めて歌う……それは自分たち人間がボーカロイドへ向ける想いと似ている気がして、この「ボカロ編」の最後を飾るにはこの曲しかないと思った。

 

6. Horizon編(#176~#201)

ボカロ編が終わり、とうとう洋楽が中心となった「セクション」となっている。始めは単純に「洋楽編」としていたが、つまらないと感じたので「Horizon編」と名付けることにした。ここからはほぼ日本語の曲名も歌詞も出てこなくなる(アーティスト名は一部日本語になっているが)。最初の10曲からは想像もつかない光景を聴いて、「随分と遠くに来たな」という感覚を味わってもらいたい。

 

  • #176「Pixel Galaxy」(Snail's House)[3:55]

Snail's House - Pixel Galaxy (Official MV) - YouTube

YouTubeで偶然ミュージックビデオを視聴したのが出会いのきかっけだったが、ゲーム感溢れる楽しいサウンドと魅力的なミュージックビデオが気に入り好きになった楽曲。ただし、楽曲を制作しているのは日本人である。前曲「Blessing」から自然に繋げる曲として聞いて欲しい。

 

  • #177「Shelter」(ポーター・ロビンソン&マデオン)[3:38]

僕達を見守ってくれるよね

君がいなくなってしまうまで

 ―歌詞の一部から引用(翻訳は『シェルター:コンプリート・エディション』歌詞カードから)

Porter Robinson & Madeon - Shelter (Official Video) (Short Film with A-1 Pictures & Crunchyroll) - YouTube

「My Top Songs 2022」16位

完全にミュージックビデオが魅力的で好きになった楽曲。アニメーションはA-1picturesが制作しており、ポーター・ロビンソンはこのミュージックビデオを制作するために5度も日本に来日しているという本気っぷりである。

楽曲とミュージックビデオが好きすぎて、苦労してBOOKOFFで中古の『シェルター:コンプリート・エディション』をゲットした時は喜びが絶頂に達し、店で拝んだ。

 

  • #178「Unity」(TheFatRat)[4:09]

TheFatRat - Unity - YouTube

YouTubeで偶然出会った楽曲……だと思うのだが、どうにも記憶があいまいすぎる。

 

  • #179「Shivers」(エド・シーラン)[3:27]

Ed Sheeran - Shivers [Official Video] - YouTube

エド・シーランとの出会いは「Shape Of You」で、その時の一番お気に入りの楽曲だったのだが、そこから「Bad Habit」、そして本曲と変わっていった。

 

  • #180「FRIENDS」(マシュメロ, アン・マリー)[3:22]

F, R, I, EN, D, S!

 ―歌詞の一部から引用

Marshmello & Anne-Marie - FRIENDS (Lyric Video) *OFFICIAL FRIENDZONE ANTHEM* - YouTube

meme動画から好きになった楽曲(現在非公開または削除済み)。

 

  • #181「Sunflower - Spider-Man: Into the Spider-Verse」(ポスト・マーロン, スワン・リー)[2:38]

Post Malone, Swae Lee - Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse) - YouTube

アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』主題歌。自分はTK from 凛として時雨が担当した日本語版主題歌「P.S. RED I」が大好きだが、元の英語版主題歌も気になり聴いたところ好きになった楽曲。

 

What do you mean?

 ―歌詞の一部から引用

Justin Bieber - What Do You Mean? - YouTube

ジャスティン・ビーバーという名前だけ知っていたので、YouTubeのミュージックビデオで何となくっ視聴してみたらハマってしまった楽曲。

 

PSY - GANGNAM STYLE(강남스타일) M/V - YouTube

本曲と#185「Scatman (ski-ba-bop-ba-dop-bop)」は、マッシュアップ調子に乗って4曲混ぜたらすごいことになった」からの選曲となる(「PERFECT HUMAN」も一時選曲しようと考えていたが、結局選曲するラインまで好きではないと気づき止めた)。

 

  • #184「Heyyeyaaeyaaaeyaeyaa (Fabulous Secret Powers)」(SLACKCiRCUS)[2:14]

I pray every single day

 ―歌詞の一部から引用

HEYYEYAAEYAAAEYAEYAA - YouTube

YouTubeで偶然見つけた海外のMAD動画。自分は日本語訳付き動画を視聴したのが出会いのきっかけであまりの面白さにとても好きになり、Spotifyで音源を発見したので選曲することを決めた。

 

Scatman (ski-ba-bop-ba-dop-bop) Official Video HD - Scatman John - YouTube

上記の「Gangnam Style」で説明した通り。この曲のミュージックビデオを視聴したのだが、楽曲が独特かつ異様でそれにハマっていったという形である。

 

  • #186「Bohemian Polka」("Weird AI" Yankovic)[3:40]

Anyway the wind blows Hey!

 ―歌詞の一部から引用

『UNDERTALE』に本曲が使用された二次創作アニメーション動画から。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」が原曲となるパロディ楽曲となるが、動画を視聴していた当時は歌詞が愉快かつ痛快だな~と楽しんで聴いていた。

 

  • #187「Lone Digger」(Caravan Palace)[3:49]

Caravan Palace - Lone Digger (Official MV) - YouTube

日本一ソフトウェアが開発したゲームソフト『MAD RAT DEAD』と本曲の二次創作によるマッシュアップからこの曲を知り、ミュージックビデオを聴いてそのカッコよさにハマったから。

 

  • #188「Funk Soda」(J Funk Boy)[2:36]

Do you wanna get funky with me?

 ―歌詞の一部から引用

📺Soda City Funk - YouTube

YouTubeで「meme」と検索をかけ、再生数が一番多い動画として出てきた「Soda City Funk」(람다람 RAMDARAM制作)から。「高く評価した動画」の一覧からこの動画にハマっていたことを思い出し、せめて音源だけでもと探した果てに出会った楽曲。

 

  • #189「Discord」(The Living Tombstone, Eurobeat Brony)[3:13]

 Discord!

We won't take it anymore!, So take your tyranny away!

 ―歌詞の一部から引用

Discord (Remix) - Eurobeat Brony - YouTube

UNDERTALE』と、『Underverse』の2本のAMVから。一発でカッコイイと思い聴くに至った。The Living Tombstoneの楽曲では、『スーパーヒーローオデッセイ』の楽曲のリミックス「Jump Up, Super Star! Remix」と悩んだ。

 

  • #190「Ping!」(Exyl)[2:42]

Ping! - YouTube

偶然YouTubeにてミュージックビデオに出会った楽曲だが、その独特なサウンドと雰囲気に魅了された。

 

  • #191「U Got That」(Halogen)[3:07]

U Got That | JJBA「Requiem」Version (Giorno's Theme Remix) - YouTube

『UNDERTALE』とそのAU作品のmeme動画がきっかけだが、本曲について検索して視聴したMM動画のヤバさや、一方で『ジョジョの奇妙な冒険』のmeme動画を視聴しそのカッコよさにシビれたことで強く印象に残った曲。

 

I'm the bad guy

 ―歌詞の一部から引用

Billie Eilish - bad guy (Official Music Video) - YouTube

流行にあやかって初めて聞いたのだが、楽曲とミュージックビデオの印象が強く、最後に急に楽曲の雰囲気が変わる所は驚いた記憶がある。

 

  • #193「GRRRLS」(AViVA)[3:48]

『UNDERTALE』のAMVで初めて視聴、気に入ったので選曲するに至った。ミュージックビデオの存在には最近まで気づかず、一度も視聴したことがない。

 

  • #194「Psycho」(Mia Rodriguez)[2:56]

Mia Rodriguez - Psycho [Official Music Video] - YouTube

『UNDERTALE』のAU作品『Dreamtale』のmeme動画が出会いのきっかけ。興味本位でミュージックビデオも覗いてみたが、まぁまぁなクレージー具合が印象に残っている。

 

  • #195「Believer」(イマジン・ドラゴンズ)[3:24]

【洋楽】あなたを1人の悪役のように感じさせる歌」という動画で次曲「Centuries」とセットでリストアップされており、この2曲が特にお気に入りになったのでせっかくならとプレイリストで並べて選曲するに至った。

 

  • #196「Centuries」(フォール・アウト・ボーイ)[3:48]

前曲「Believer」で語っている通りである。

 

  • #197「Happy Face」(Jagwar Twin)[2:49]

Hey, put on a happy face

Then everything's okay

Put on a happy face

 ―歌詞の一部から引用

たかのによる日本語訳が付けられた動画で初めて聴いたのだが、映画『ジョーカー』の映像が使用されており、翻訳があまりに名訳だったのもあってその時は「あれ?『ジョーカー』の主題歌ってこの曲?」と間違えてしまうほどベストマッチしていて衝撃を受けた。

 

  • #198「Magic - Original Mix」(Nhato)[5:38]

SCPのMAD動画で初めて聴いたのだが、「カゲロウプロジェクト」のミュージックビデオを担当しているしづも自身の活動をまとめた動画で使用していたので印象に強く残る曲となった。どうしても「Shatter Me」に繋げたかったので、「Happy face」との間に配置することを決める。

 

  • #199「Shatter Me」(Lindsey Stirling, Lzzy Hale)[4:40]

https://youtu.be/49tpIMDy9BE

『UNDERTALE』のAMV(現在非公開および削除済み)から初めて知った。これもバックで「凄い良い曲が流れてる」と思い、概要欄からミュージックビデオを視聴した。歌声のインパクトが強く、ミュージックビデオもイメージがカッコよかったのでお気に入りの曲となり、選曲に至る。

 

  • #200「Faded」(アラン・ウォーカー)[3:32]

 I'm faded

 ―歌詞の一部から引用

Alan Walker - Faded - YouTube

プレイリストの200曲目。おそらくYouTubeで偶然出会った楽曲だと思うが、再生数が当時20億回を突破していたので興味でミュージックビデオを視聴したと思う。最初に聴いた時は「本当に何だこれ!」と思うような世界観とサウンドに引かれていった。今でも特別な楽曲だと思っているし、最後の最後の方が良いと思いこの配置に。

 

  • #201「Circle of Karma」(FUZI, MAAS)[4:24]

I don't know what I'm feeling but I know this, that I miss you

 ―歌詞の一部から引用

FUZI × MAAS - Circle of Karma - YouTube

Spotifyで偶然出会った楽曲。綺麗な歌声に感動したしおそらく一目ぼれだったと思う。「独白」「だから僕は音楽を辞めた」と似たような雰囲気があると思っていたが、YouTubeのミュージックビデオで初めて歌詞の日本語訳を確認したところまぁそうだった。実は日本人が制作した楽曲なのだが、「Horizon編」の始まりを「Pixel Galaxy」にしたこともあり同じく「Horizon編」のクライマックスにすることを決めた。

 

7. ゲーム編(#202~#241)

このセクションは、コンピュータゲームの音楽が中心……と思えば実はインディーゲームの曲が中心でリミックスあり二次創作あり同人ありという本プレイリストの中でも限りなく魔境に近い場所である。音楽という枠組みの中で一番コアと言えるかもしれない。

 

  • #202「Legends Never Die」(League of Legends, Against The Current)[3:55]

Legends never Die

(伝説は死なない)

 ―歌詞の一部から引用(翻訳はYouTubeのミュージックビデオでの日本語字幕から引用)

Legends Never Die (ft. Against The Current) | Worlds 2017 - League of Legends - YouTube

自分は『League of Legends』をプレイしたことは一度もないのだが、音楽は気に入っていたので2番目に好きな曲であるこの曲を、ゲーム編の一番最初に配置することに決めた。ちなみに自分の弟は#195「Believer」に登場したイマジン・ドラゴンズの楽曲「Enemy」を好んでいる。

 

  • #203「GIANTS」(True Damage, Becky G, Keke Palmer, JEON SOYEON, Duckwrth, Thutmose, League of Legends)[3:11]

We're living like Giants

(まるで伝説のように)

 ―歌詞の一部から引用(翻訳はYouTubeのミュージックビデオでの日本語字幕から引用)

True Damage - GIANTS (ft. Becky G, Keke Palmer, SOYEON, DUCKWRTH, Thutmose) | League of Legends - YouTube

YouTubeで突然広告としてフルでミュージックビデオが流れ、一目ぼれしたことから。こんな音楽とミュージックビデオがあるんだ……!と自分には衝撃だった。

 

  • #204「Among Us Theme Song - Moondai Remix」(Moondai)[2:08]

AMONG US Theme Song (Moondai EDM Remix) - YouTube

「My Top Songs 2021」6位

実況者のプレイ動画を視聴したことで『Among Us』に興味が湧き、YouTubeで検索をかけたらヒットしたのがこの曲のミュージックビデオだった。音圧が好きで夢中になって聴いたところ「My Top Songs 2021」に6位でランクインも果たした。

ちなみに『Among Us』をプレイしたことは今まで一度もない。

 

  • #205「Build Our Machine」(DAGames)[4:05]

For now you must build up our machine

You die tonight, tonight

 ―歌詞の一部から引用

BENDY AND THE INK MACHINE SONG (Build Our Machine) LYRIC VIDEO - DAGames - YouTube

『Bendy and the Ink Machine』は一度もプレイしたことがないが、#223「Megalovania UnderMix」で登場するSayMaxWellによる本曲のリミックスを聴いたことで好きになった楽曲である。

 

STEAM(#206~#214)

自分の持つノートパソコンで実際にSteamでダウンロードしプレイしたビジュアルノベル『ドキドキ文芸部!』(原題:Doki Doki Literature Club!)とRPG『OMORI』、アクションパズルゲームPortal』の次作『Portal 2』から計8曲を選曲している。

 

  • #206「Pale Machine」(bo en)[4:37]

「My Top Songs 2022」94位

「My Time」にオリジナルバージョンがあると知り、聴き始めたアルバム『Pale Machine』の表題曲。「My Time」の『OMORI』バージョンではカットされているバイオリンの旋律が欲しくなり選曲するに至った。なのでゲームの音楽ではないが、『OMORI』との関係性でこちらに収録されている。

 

  • #207「My Time」(OMORI)[3:33]

おやすみ おやすみ

 ―歌詞の一部から引用

『OMORI』との出会いは2021年頃、2014年に公開されたトレーラーを視聴してから徐々にハマっていった。その後、Steamで購入し本編でもこの曲を聴くに至った。

 

  • #208「Stories of Friendship and Literature」(Varien)[2:28]

『ドキドキ文芸部プラス!』のトレーラーに使用されていた楽曲であり、本ゲームに収録されている番外編「サイドストーリー」のエンディングテーマ。「Dear Sunshine」を収録しようと思っていたが、不穏感が一切ない始まりにふさわしい楽曲だったので収録。ここから『ドキドキ文芸部!』に関する楽曲が6曲続き、それぞれが本編をイメージしている。

 

  • #209「Doki Doki Literature Club!」(VGR)[2:25]

Doki Doki Literature Club! (Remix) - YouTube

表題曲をVideo Game Remixがリミックスしたもの。本編で言うタイトル画面の位置づけとなっている。「Don't Forget」と悩んだが、それぞれの役割が決まったので本曲を選曲するに至った。

 

  • #210「Doki Doki Forever」(OR3O)[3:00]

But forever, you'll be in my heart

 ―歌詞の一部から引用

【MMD】Doki Doki Forever - YouTube

YouTubeで「Doki Doki Literature Club!」で検索をかけてMMDが使用された本曲の非公式ミュージックビデオを資料したことが出会いのきっかけ。

初めてボーカルが付きながら、本編で言うAct 1の終盤でようやくゲームのヤバさが(ようやく)露呈したというイメージの楽曲である。……というかよく3曲目までこのゲームの恐ろしさを隠せたなとすら思う。

 

  • #211「Why Did I Say Okie Doki?」(The Stupendium)[5:03]

Why did I say Okie Doki?

 ―歌詞の一部から引用

WHY DID I SAY OKIE DOKI? | Animated Doki Doki Literature Club Song! - YouTube

YouTubeでミュージックビデオを偶然視聴したことが出会いのきっかけ。主人公ことMC視点の曲かつ、Act2の不穏さが残っている(と思っている)曲。

 

  • #212「Just Monika (Doki Doki Literature Club Song)」(Radiant Records)[3:24]

Just Monika.

 ―歌詞の一部から引用

DDLC animatic [Just Monika] Random Encounters musical ENG song #cover - YouTube

原曲よりもボーカルもマスタリングもジャケット画像もこっちの方が良いということで、「Radiant Records」のカバーの方を選曲している。曲名通りAct3と、その後のAct4のイメージ。曲のラストについてはミュージックビデオを視聴してくれれば謎が解明すると思うし、このラストから「Your Reality」に繋がる方が良いと思った。

 

  • #213「Your Reality」(Dan Salvato)[3:01]

これが文芸部への本当のサヨナラです。

『ドキドキ文芸部!』のエンディングテーマ。ゲームの最期を飾るのはこの曲しか考えられなかった。あえて歌詞の翻訳は書かないので、実際にゲームをプレイしてみてからそれぞれの意味合いを描いていって欲しいと思っている。

 

  • #214「Want You Gone」(Aperture Science Phychoacoustic Laboratories)[2:23]

Now I only want you

gone_

 ―歌詞の一部から引用

Portal』との出会いは、『The Stanley Parable』で一部分が丸ごとパロディされていたことで興味が湧いたことだった(もちろん製作元のVavleには許可を貰っている)。

この曲は『Portal 2』のエンディングテーマであり、エンドクレジットの映像で映された最後の歌詞の意味合いの考察を読んだことで第1作『Portal』の「Still Alive」より好きになった曲なのでこちらを選曲するに至った。

また、『ドキドキ文芸部』の製作者であるダン・サルバトは、「Your Reality」を制作する際に『Portal』のエンディングにも影響を受けているという繋がりがある。

 

UNDERTALE(#215~#235)

自分がインディーゲームの中で一番好きだと断言でき、自分にとって2019年12月25日にSteamで初めてダウンロードしてプレイしてから本当に特別なゲームであるRPG『UNDERTALE』が中心となるゾーン。ファンが制作した楽曲や既発曲のリミックスといった類の楽曲が一番多い所でもある。

 

  • #215「His Theme」(Osirois Music)[2:17]

Undertale - His Theme (Orchestral Cover) - YouTube

原曲も大好きなのだが、オーケストラのアレンジがなされている本曲も大好きなので選曲するに至った。もっと終盤に配置する予定だったのだが、結局幕開けを飾るのに長さも雰囲気も相応しいと思い一番最初になった。

 

  • #216「Tangled」(NyxTheShield)[2:32]

UNDERVERSE - OPENING SEASON 1 [By Jakei] - YouTube

AU作品『Underverse』のSeason1・オープニングテーマとなる。元々同作と他のAU作品『Glitchtale』のサウンドトラックを手がけていることでNyxTheShieldを知った。序盤を飾るのが本家の楽曲ではなく二次創作の楽曲になるのだが、この曲は氏の楽曲の中で特に大好きなので是非聞いて欲しいと思い選曲し、ここに配置することを決めた。

 

  • #217「Serenity」(SharaX)[4:34]

[Undertale Remix] SharaX - Serenity (Tokyovania) - YouTube

『Ink!Sans Fight』で自分にとっても長い時間を共にした「Tokyovania」にしようと思っていたのだが、代表曲「Tokyovania」の最新ミックス楽曲であるこちらを選曲することに決めた。「Trangled」の次曲を任せるのに相応しい曲とも思っている。

 

  • #218「Pop/Star Vs Megalovania」(Dj Cutman)[2:53]

POP/STARS 𝐯𝐬 MEGALOVANIA - YouTube

ここで再び『League of Legends』から「K/DA」の登場。「Pop/Star」と「MEGALOVANIA」のマッシュアップである。出会いのきっかけは、「独白」と同じくもりもりの動画からであり、一発で好きになった。

 

  • #219「Tem Shop (Undertale Remix)」(Ben Briggs)[2:30]

Undertale ▸ Tem Shop ▸ Glitch Hop Remix - YouTube

GameChopsのYouTubeチャンネルで偶然出会った、「Tem Shop」のリミックス。ここから少々気を抜けるラインとなっている。

 

  • #220「Dummy! (From "Undertale")」(Embasche)[4:36]

Undertale - Dummy! - Remix - YouTube

この「Dummy」のリミックスは、AU作品『Undertale:Red』の登場人物・Red(レッド)のテーマ曲として使われていたことが出会いのきっかけである。

 

  • #221「Spider Dance」(Holder, GameChops)[3:00]

Undertale Remixed ▸ Spider Dance ▸ Holder Remix - YouTube

Holderのリミックスの中で自分が一番好きだと思う「Spider Dance」のリミックスとなる。音圧と迫力が良いなと感じている。

 

  • #222「Asgore (Undertale Remix)」(dj-Jo)[4:49]

Undertale ▸ Asgore ▸ Dj Jo Remix - YouTube

YouTubeで偶然出会い、「Asgore」のリミックスの中で一番聴くことになった楽曲。前曲と合わせて、次曲「Megalovania Undermix」の繋ぎを完成させたかった目的もある。

 

  • #223「Megalovania UnderMix」(SayMaxWell)[4:57]

SayMaxWell - Undertale - Mashup Remix - YouTube

「Megalovania」、「Asgore」、「Spider Dance」のマッシュアップ曲。SayMaxWellの楽曲の中で一番気に入っている楽曲として選曲した。

 

  • #224「Bad Time Trio Nitro」(Nick Nitro)[4:07]

Bad Time Trio [Undertale AU] - "Triple The Threat" NITRO Remix - YouTube

AU作品「Bad Time Trio」の楽曲をNick Nitroがリミックスしたもの。再生数が一番高いことから聴き始めたのだが、一番気に入っている楽曲として選曲した。前曲「Megalovania UnderMix」と合わせて三人組という繋がりから次曲となった。

 

  • #225「To the Bone」(J.T. Machinima)[4:53]

Sans and Papyrus Song - An Undertale Rap by JT Music "To The Bone" [SFM] - YouTube

ここからまさかのボーカルが5連続で参戦。自分にとって『UNDERTALE』の歌が付いている二次創作の楽曲の中で一番好きな楽曲であり、本プレイリストで2番目に追加した楽曲でもある。

 

  • #226「Regular Sans」(Skyfixing)[4:27]

ЛизусがMMDで制作したプロモーションビデオを視聴したことで好きになった楽曲。

 

  • #227「Judgement」(Tryharddninja)[3:56]

EnchantedMobが制作したマインクラフト風の動画を視聴したことで好きになった楽曲。

 

  • #228「Determination (Undertale Parody of "Irresistible")」(Djsmell)[3:14]

Determination - Undertale Parody (Parody of Irresistible - Fall Out Boy) ft. Lollia - YouTube

ナップが公開した本曲の和訳と歌詞が付いた動画を視聴したことで好きになった楽曲。なので元々この曲がパロディ楽曲であるということを知らなかった。

「Judgement」の壮大なアウトロからこの曲に繋がると、「あっ、とうとうバトルが始まるのか」という感じがするので気に入っている。

 

  • #229「Stronger Than You [Remastered] - Sans Version」(XandulsBored)[3:11]

【Undertale】Stronger Than You -Genocide Remix- (Sans version) - YouTube

前曲「Determination」と同じく、アニメ『スティーブン・ユニバース』のパロディ楽曲となる。

最初に「Stronger Than You」を聴いたのは本曲とは違う、Djsmellが歌唱しalfa995がアニメーションを付けた映像YouTubeで視聴したことだった。その後にフリスク、そしてキャラをテーマにしたバージョンがどれも素晴らしく心を鷲掴みにされていったという流れで好きになっていった。もちろんその後に原曲も聴かせてもらった。

だが、サンズを除く両曲はSpotifyで配信されていなかったので、カッコイイロック風となっている本曲を選曲するに至った。

 

  • #230「Reality Check Through The Skull ("MEGALOVANIA" and "Song That Might Play When You Fight Sans" from "Undertale")」(DM DOKURO)[5:47]

『Beat Saber』で本曲のプレイ動画を視聴したのが出会いのきっかけ。

今までボーカルが付いた曲が続いていたが、ノーボーカルの流れに戻りつつ、本曲は純粋に全てがカッコイイ曲となっている。

 

  • #231「Gaster's Megalovania」(Amella)[3:14]

[Undertale] Gaster's Theme Remix - W. D. Gaster's Megalovania (amella Remix) - YouTube

この曲を始めて聴いたのは、非公式のW.D.ガスター戦でこの曲が使用されていたこと。前曲「Reality~」のアウトロの長い空白からこの曲に繋げたらカッコイイのでは?と思い試したら見事にマッチしたので良かった。

 

  • #232「Revolvania」(RetroSpecter)[4:01]

DELTARUNE - REVOLVANIA (THE WORLD REVOLVING x Megalovania Remix) - YouTube

「MEGALOVANIA」と『DELTARUNE』Chapter 1の裏ボス・ジェビルのバトルテーマ「The World Revoling」とのマッシュアップである。前曲のガスターの雰囲気は残しつつ、クライマックスに相応しいカッコイイと思う曲がこの曲だった。

 

  • #233「Memory」(PianoPrinceOfAnime)[6:07]

ここで「MEGALOVANIA」の流れは終わりを告げ、純粋に『UNDERTALE』が秘めた素晴らしさを表現して伝えてくれるような流れに変えている。これもYouTubeで偶然出会った楽曲となるのだが、本当に感動したアレンジなので選曲するに至った。

 

  • #234「UNDERTALE」(Toby Fox, Stephanie Maclntire)[6:21]

ゲームの表題曲であり、正直ゲームをプレイしていて涙を流しそうになる程に心を揺さぶられたBGMである。ゲームをプレイした人ならばどのシーンでこの曲が流れたか、すぐ分かるだろう。

ゲームにはやはり良曲が多く、どれにするか本気で迷ったのだが「やっぱりこの曲しかない!」といつもの感覚で選曲した。以前は「MEGALOVANIA」を選んでいたが、正直散々アレンジやリミックスで登場させたので「もう充分!お腹いっぱい!」と思い、終盤はしっかりと決めようと思いこの曲になった。

 

  • #235「Don't Forget」(Cami-Cat, Nahu Pyrope)[1:46]

* 「わすれないで」

Delta Rune Ending Song- Don't Forget [Cami-Cat feat. Nahu Pyrope] - YouTube

『DELTARUNE』のエンディングテーマのカバー。プレイリストの中で最短となる1分46秒の楽曲であり、最長である#16「film A moment」とちょうど6分の差となっている。RPG『UNDERTALE』が中心となったこの場所で最後を締めくくるのに一番ふさわしい曲だと思っており、自分が聴いてきた中で一番イメージに合って良いなと思ったカバーを選曲した。

 

"旅"の最果て(#236~#241)

長らくお待たせしましたという感じで、ようやく英語から日本語へと戻ってきたのだが出迎えてくれるのはまさかの日本語の歌詞ではない「トラベルナ」。続いて『東方Project』が関連した楽曲、そう、辿り着いたのは元居た日本ではなく幻想郷である。自分にとっては200曲以上かけた長い旅の「最果て」「終点」をイメージした箇所となっている。

 

モンスターハンタークロス』のエンディングテーマ。ただし、同ゲームを一度もプレイしたことはなく、『ミステリーアドベンチャー』からの選曲になる。ようやく英語圏の楽曲が終わったと思ったら、聴いただけでは全く歌詞がわからない楽曲の登場である。自分もゲームで演奏した時は歌詞の意味を一度でも理解したことはなく、単純にメロディと歌声から好きになった楽曲となる。

 

  • #237「Bad Apple!! feat.nomico」(nomico)[5:17]

もし私から 動くのならば

すべて変えるのなら 黒にする

 ―歌詞の一部から引用

『【東方】Bad Apple!! PV【影絵】』に歌詞とネームをつけてみた。 - ニコニコ

ここからは「東方Project」から派生したアレンジ楽曲が4曲登場する。

東方Project」から派生したAAイラスト「ゆっくりしていってね!!!」、そこからさらに派生した「ゆっくり実況」や「ゆっくり茶番」をYouTubeで視聴したことで、そのキャラクターに夢中になり適当な紙にボールペンでゆっくりを何とか描こうとしたことが、自分の絵を描き始めるきっかけであった。なので、「東方Project」は自分にとって特別な原点の一つでもあった。

そして、ニコニコ動画で「ゆっくり」から「東方Project」をようやく知り、そしてアレンジ曲にハマっていき、その中で特に印象に残っている楽曲がこれから登場する4曲となる。どの曲も『太鼓の達人』でよくプレイしたことが良い思い出にもなっている。

この曲は単純に曲のカッコよさと有名な影絵のプロモーションビデオから好きになった楽曲である。

 

 

  • #239「チルノのパーフェクトさんすう教室」(IOSYS)[4:38]

凍る部屋の中 ひんやりした温度も時間も気にせず

ゆっくりしていいてね!

 ―歌詞の一部から引用

【東方MV】チルノのパーフェクトさんすう教室【IOSYS】 - YouTube

 

  • #240「色は匂へど散りぬるを(Lound mix)」(幽閉サテライト, senya)[3:48]

短き記憶に 溢れる想い

枯れ逝く命よ 儚く強く在れ

無慈悲で優しい時のように

 ―歌詞の一部から引用

【公式】【東方Vocal】幽閉サテライト / 色は匂へど散りぬるを/歌唱:senya)【FullMV】≪幻想万華鏡オープニング主題歌≫(原曲:神々が恋した幻想郷) - YouTube

同人サークル・満腹神社による非公式の二次創作アニメーション作品『幻想万華鏡』に使用されているのをきっかけに出会った。数年前にニコニコ動画で『幻想万華鏡』を始めて視聴したが、アニーメーションのクオリティの高さに圧倒され、「東方ってアニメやってるんだ」と何も知らなかった自分は本気で信じた。

本当に夢中になって聴いた楽曲であり、終盤にこの曲を配置できたのは自分にとって最高で素晴らしいことだと思っている。アルバム『千華繚乱』に収録されている「Lonnd mix」を採用したのは、イントロアレンジが追加されていることとバンド風のアレンジが気に入ったからである。

 

『ミステリーアドベンチャー』からの選曲は#236「トラベルナ」で最後だったのだが、この曲はそのダウンロードコンテンツからの選曲となる。2017年5月から6月に本曲の無料配信が行われており、ダウンロードしてプレイしたことが出会いのきっかけだが、とても素晴らしい楽曲だったので強く印象に残っていた。

「ゲーム編」の最後に太鼓の達人のオリジナル楽曲を選んだのは、今はもうプレイしていないが長年楽しませてくれた太鼓の達人への自分なりの敬意を払った形となる。

 

8. アウトロ(#242, #243)

"旅"の終わり(#242)
  • #242「正解 - 18FES ver.」(RADWIMPS)[5:57]

【18祭】「正解」RADWIMPSと1000人の18歳、感動の歌声 | 18Fes | NHK - YouTube

次の空欄に当てはまる言葉をここに書き入れなさい

ここでの最後の問い

 ―歌詞の一部から引用

プレイリストを制作する時に、自分はアーティストから1曲のみを厳選して選曲するというルールを作っていたのだが、この「"旅"の終わり」……「アウトロ」に#104「愛にできることはまだあるかい」からRADWIMPSが再び登場させた。

これは別にRADWIMPSだけを特別扱いしているわけではなく、自分にとって中学校の卒業式で歌ったという思い出があるのが大きな理由だった。このプレイリストが自分にとってより大きな意味があるものできないだろうかと考えていた時に、プレイリストの最後の最後のクライマックスが「Goodbye To A World」だけじゃ少し足りない気がして悩んでいた所、ちょうどこの曲の存在を思い出して入れてみようと踏んだわけである。あと、最後に英語の歌詞の曲しかないのも微妙かなと思い、日本語の歌詞の曲も欲しいなと思っていたのも理由の一つだった。

本プレイリストでは初の生収録音源、タイトルの「18FES」とは何の事だろうと自分で調べてみたのだが、これは「18祭」というNHK主催のイベントのことだった。そしてなんとこの「18祭」は「2016年」から行われていることを知り、このプレイリストとのコンセプトも相まって「何の偶然なんだろう……」とも思った。

この曲を聴くと、音楽以外にも自分が出会って、好きになって、別れて、忘れて、思い出して、もう思い出せないこともあるけど、色々なことを思い出して、自分はこれからどうしよう、どうあろうと考えさせてくれる気持ちになる。#2「アカシア」がリード曲とするならば、自分にとってはこの曲が本プレイリストの表題曲である。「次の空欄に~」の歌詞はプレイリスト名の「□□□」の部分と通ずるものがあり、空欄に何を入れるかは今の自分では決められない。「正解」は未だない、これから探して行き最期に答え合わせをするものだと信じているから。

 

  • #243「Goodbye To A World」(ポーター・ロビンソン)[5:28]

「My Top Songs 2022」12位

ポーター・ロビンソンとの出会いは、まさしくこの楽曲からだった。今までと同じ、YouTubeで偶然流れてきたことで出会えた曲だが、初めて聴いた時の感動とも興奮とも言えない不思議な感覚と雰囲気を少し思い出すことができる。

幾つもの始まりと終わりがあった中で、このプレイリストの本当の最後にどんな曲が良いのかを考えた時、やっぱりこの曲しかありえなかった。自分はこの曲を最後に「感謝」と「別れ」を伝えながら終わりへと向かってくれるような大事な曲だと思っている。あれほど様々な曲があった中で、1曲目から242曲を通して聴き一番最後に流れてくれば感じ方も大きく変わるだろう。そして、この曲のボーカルはAVANNAというボーカロイドが務めており、本プレイリストで最後のボカロ曲になるという点も重要視している。

以下の歌詞は、アルバム『シェルター:コンプリート・エディション』の歌詞カードに記載されていた翻訳を引用したものになっている。では、どうぞ。

ありがとう

そろそろ、サヨナラしなくちゃ

もう世界の終わりだけど

自分を責めないでね

もし真実なら私はあなたの傍にいる

世界を輝かせるの

私たちの世界を

 

ありがとう

もう、サヨナラしなくちゃ

もう世界の終わりだけど

自分を責めないで

もし真実なら私はあなたの傍にいる

私たちの世界を輝かせるの

私たちの世界を

 

ありがとう

そろそろ、サヨナラしなくちゃ

もう世界の終わりだけど

自分を責めないで、ダメよ

もし真実なら私はあなたの傍にいる

私たちの世界を輝かせるの

 

ありがとう

そろそろ、サヨナラしなくちゃ

もう世界の終わりだけど

自分を責めないで、ダメよ

もし真実なら

私はあなたの傍にいる

私たちの世界を輝かせるの、私たちの世界を

 

ありがとう

そろそろ、サヨナラしなくちゃ

もう世界の終わりだけど

自分を責めないで、ダメよ

もし真実なら―――

 

――――――――――――――――

 

 

おわりに

最後に、僕がこの『[1]6yers □□□』で何を思っていたのかを書こうと思います。まずは、ここまで一方的に言葉を綴った読みにくい解説を読んでいただきありがとうございました。

ただただ自分が出会った楽曲の中で選りすぐりのものを選んで一つのプレイリストを作る、それだけが目的だったはずなのに時間と共に色んな意味や考えが付随していきました。そして、だからこのプレイリストへの想いを忘れたくない、そしてそれを人に伝えたいと思いこの解説を書いていきました。冒頭の「はじめに」も、「初めて出会ったあの時の感情を大切にして」というこのプレイリストで表したかった自分の想いの一つとして書いたものです。

この文章を書いている日にちは2023年3月14日。このブログを開設し、そして解説を書き始めてから何とか完成させるまでちょうど100日になります。どうしてもこの記念すべき日に「おわりに」を書きたかったので間に合って良かったです。

この3月中はずっとパソコンの前でひたすら解説の完成のために付きっきりで文章を書いていって、他にも滅茶苦茶色々しまして、本当に心身が辛かったです。それに文章も洗練されたものにできず穴だらけですし、書きたいこと全部を書けたわけでもないし、「やる意味は本当にあるのか」「放り投げてしまいたい」と時々思ってしまいました。そしてそれはプレイリストの選曲を考える時もそうでした。

それでも、このプレイリストは自分にとって夢のような存在だったんです。大好きで、それぞれ長い時間を共にした楽曲たちをこうやって集結させて一つの旅路にできたことで、自分にとってどれよりも優れた自分だけの本当に素晴らしいプレイリストが出来上がりました。そして、自分にはこんなに沢山のものに出会ってきたんだなと再確認させてもらいました。洗練されていなくとも、自分なりに工夫して苦労して頑張ってきて良かったと今は思えます。

でも、プレイリストが自分にとって大絶賛するほど良いものとは限りません。その一つに、やっぱり自分は受動的に「浴びた」音楽しか聴いてなかったんだなと気づけました。自分から能動的に「探した」音楽が少なかったんです。これからもっと色んな音楽を自分から見つけていきたいとも思えました。

このプレイリストは、人生の1ページを切り取り、今までの『[1]6年』に感謝したいと願う『[1]6□』の自分が作ったプレイリストでした。良くも悪くも2022年と2023年の今だから作れた、きっと2021年でも2024年でも同じようなプレイリストは作れなかったと断言できます。その頃の自分はきっと今とは似て非なる別人だし、成長してるしてないは関係なく、その時の能力や知識や時間や環境に限られていたので。2021年と2024年の自分がこんなものを作ろうとしたらどんなものだできるかなぁ。

このプレイリストの存在を知っている人は、今は自分以外に誰一人としていません。誰かに知ってもらって、ただプレイリストを聴くだけでもこの解説をわざわざ読んでもらっても、それで色んなことを感じて考えてもらったら僕は嬉しいです。そして自分とは全く違う印象や感想や新しい発見を持った時にそれを自分へ共有してくれたらもっと嬉しいです。

 

一応今のところ次回作なるものは考えていません。ビジョンはあるけど、それを作るためにこれから音楽を聴いていきたいわけではないので。

このプレイリストと解説がどういった存在になるのかは、結局今までとこれからの自分自身次第だと思っていました。

これからは自分が出会って支えてもらったものたちに、恥じない生き方をしていきたい、そのためにもこれからの人生を頑張っていきたいです。

 

今までの人生と、それを支えてくれた家族と友人、その他全てのものに特別な感謝を。

(□□□□・2023年3月14日)